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登山鉄道自動運転システム  登山鉄道モジュールの改造 

■ はじめに

 制御回路とプログラムの概要が出来上がったので、今回からレイアウトを使った検討を開始した。 今回はまず、登山鉄道モジュールの手直しから始めた。

 

■ 登山鉄道モジュール

 このモジュールは、気にいっているモジュールのひとつであり、昔から使い回ししています。 最初は「鉄道模型レイアウト > RTM東海 その2」 ( 2010年7月12日付け) で紹介している第4世代のレイアウトで作成したもので、基本形をそのまま踏襲しています。 また、その後も「RTM東海 サブ路線の手直し」 でも手を加えており、自動運転も取り入れています。

 今回の改造は、独立したモジュールとしてしっかりとした土台を作り、スイッチバック部もこのモジュール内に収める様にしました。 下右の写真が改造後の状態です。

 まだ、ターフ等の工作を実施していない状態ですが、基本的な工作は完了しています。 まず、全体を広げるために一番下にベニヤ板を追加してベースとし、その上にスタイロンなどを使用して拡張部分を工作した。

 下左の写真は登山口駅で、駅のスペースを広げています。 した右に示す山頂駅も通過センサや到着信号などを設置したためにレールが飛び出したので、崖の部分をはみ出す様に工作しています。 ベース側に設けていた崖の部分も切ろ取ってこちらのモジュール側に貼り付けました。

 スイッチバック部分も新しく追加したバース板の上に工作し、停車部分のレールも崖下の奥まで入り込むように設置した。 

 スイッチバックの入り口線路は、このモジュールの外縁を沿うように走らせ、高さを下げながら外部と接続するように設定した。

 線路や建物の配置具合を上に示す。 全体としては、幅が 68cm 、奥行きが 83cm のモジュールで、線路の高低差は約 20cm もあるモジュールとなった。 ポイントはTOMIX のミニ電動ポイントを使用しているので、大型電車は走行出来ないのが欠点であろう。

 モジュール上に設置したセンサ、ポイント、フィーダー類の配線類は、ひとまとめにしてベースの底面から取り出すようにしている。 下右の写真。

 このモジュールをレイアウト上に於いた状態を上左に示す。 拡張した部分により、全体の位置がかなり左に寄っているが、全体のレイアウトを改造する予定なので、当面はこのようなアンマッチの状態のままとする。

 下左に示すふもとの街中駅は今までと同様に収まっているが、モジュールまでのアプローチ部分は下右に示すように、応急的な工作を実施た。 つなぎ部分であるトラス鉄橋は、東面はトラス部分を取り外した状態で使うことにした。 何度も組立て分解を実施していると、トラスト部分が破損する恐れを心配したためである。

 改造したモジュールをセットできたので、さっそく試運転を兼ねて、電車を走らせてみることにした。

 

■ 制御盤の設置とパソコンの接続

 制御盤は、レイアウトの框の下に取り付けて配線を実施した。 下左の写真。 プログラムはまだ完成していないので、当面はモニタやキーボードとマウスを接続しておかなければならないのである。 段ボール箱の上にこれらを設置した。 下右の写真。

 早速、1両の電車を使って麓の街中駅と頂上駅との間の往復運転ダイヤを組んで走らせてみた。 結果は見事に失敗であった。 真面に動いてくれなかった。センサ系が悪いのか、アクチュエータ系が悪いのか、あるいはプログラムが悪いのか、判断が付かないのである。 ステップを急ぎすぎたのである。

 そこで、モジュールをレイアウトから降ろして、簡単な状態でテストすることにした。 次回に続く。

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 2017/6/16 作成  M.T.