HOME >> 鉄道模型自動運転システム > 卓上レイアウトで楽しもう その27-1
卓上レイアウト・シリーズの新しいパターンとして、先回から少し変形させた新しいパターンを組み立てた。 今回のポイントは卓上用クリスマスツリーを囲むループ線を設けた事である。
■ クリスマスツリーを囲むループ線
今回配置したレイアウトを下に示す。
イルミネーションで飾ったクリスマスツリーを中央奥に配置し、それをぐるりと一周するループ線を設けた。 そして1面1ホームの駅には、どちらの方向でも運行するダイヤを組んでん、全体を右回りと左回りに走行する2つの列車を交互に走らせることにした。 走行は一つの列車だけを走らせで、その間は他の列車は留置線で待機するようにしている。 これは同時運行が難しそうだったからである。
■ レイアウトの構成と配線図
運行パターンを想定して、センサ位置と給電ポイントを決め、必要な回路図を作成した。
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次に、 Arduino Nano Every のピン配置図を作成した。 各項目の名称とレベルを明示しておくためである。 S1-SINやS2-SINは、信号機付きセンサ S1と S2 への赤信号指令のための出力ポートである。
また、給電のためのPWM出力ポートは、F1-1とF3-1 が右回り用で、F1-2とF3-2 が左回り用の出力ポートである。 外周路の給電ポイントのF1とF2は、ポイント部の電圧降下を避けるため同じ給電を分岐している。 F3の目的は、ホームと留置線の連携を取るための給電ポイントである。
■ 運行指令の記述
スケッチを記述するためのシーケンスをまとめておこう。 まず、ホームに停車している列車を右回りに周回させるモードとして、
次に、留置線の列車と交代させるため、バック運転させる。 この左回りの交代モードはとして、
この操作によって列車は交代され、列車の進行向きも反対となってホームに停車している状態となる。 そして、今度は左回りの周回と右回りの交代モードを実行すれば初期の状態に戻ることになる。 このサイクルを繰り返せば良いのである。 また、後半のモードは、進行方向を逆に設定すれば前半のモードと動作は同じであるので、記述は省略する。
この運行指令は、命令を順番に実行して行けばよい単純なシーケンス方式である。 これをスケッチにしたものを下に示す。
自動運転 その27のスケッチ ⇒ Every-12-1
■ 運行状態
今回も動画にて紹介します。 C12で旧型客車を牽引させていますが、ホームが短いので客車は2両のみです。
そろそろ、パターンのアイディアが尽きてきました。
2020/11/28 作成