HOME >> 鉄道模型実験室 > 室内灯のチラツキを低減したい -- 新室内灯ユニットの工作
車両整備の一環として、室内灯としてテープ式LEDの工作を実施しましたが、走行時のチラツキがひどいため手が止まってしまいました。 でも、このテーマは避けて通れないので、少し首を突っ込んでみたいと思います。 いろいろ実験した結果をもとに、チラツキを抑えた改良した室内灯を工作しました。
■ 室内灯の試作
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今までの実験結果より、チラツキ防止の決め手はブリッジダイオードとして、ショットキーバリアダイオードを使うことですので、その効果を確認するために、まず試作品を作って見ました。
そして、選定した部品は、
である。 新しく必要であった部品は、ショットキーバリアダイオードブリッジと小型のコンデンサであった。 ショットキーバリアによるダイオードブリッジを発売しているところを探すため、いつも利用させて頂いている秋月さんにアクセスすると、なんと人気商品の上位に表示されていた。 すでに多くの方が使用しているようである。
遅れをとってしまった!
また、コンデンサの耐圧がDC16Vであることが少し心配である。 パワーユニットの電圧より高い事は確かであるが、その安全度の余裕がない。 コンデンサがパンクして煙を出すことはないだろうと、たかを括る事にした。
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まず、ブリッジダイオードにコンデンサと抵抗を取付け(下左)、集電加工を施したGMキットのシャシーに配線した(下右)。
これを車体に屋根裏に取り付けた。
この試作工作の報告は、すでに「室内灯のチラツキ対策」(2020/7/4 このブログは既に閉鎖されています)にて報告済みである。 その走行時の動画も同時に紹介した。
■ 他の車両用のユニットの工作
試作品の結果がうまく行ったので、他の車両にも取り付けるためのユニットを工作した。 まず、各部品の足を加工して、一体化工作を実施する。
最初にブリッジのマイナス出力端子に、コンデンサのマイナス線をハンダ付けする。 下左。 次に、プラス端子にはコンデンサのプラスと抵抗をハンダ付けする。下右。
これを、100mmの長さにカットしたテープLEDの端子にハンダ付けする。 プラスとマイナスを間違えないように。
配線のために、φ0.25mm のポリウレタン線を約70mm の長さに切って、両端子にハンダメッキをしておく。 下左。 これをダイードブリッジの入力端子にハンダ付けする。下右。
完成した室内灯ユニットを下に示す。
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テープと接続させていないユニットは、ショットキーバリアダイオードを使っていなかった車両のユニットとの交換用である。
確認のために、屋根裏に置いてみた。 右の写真。
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次に、 点灯テストと確認のための実験を実施した。
2020/7/8 作成