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物置部屋のレイアウト  里山ゾーンの造作と試運転

■ はじめに

 レイアウトの角部に陣取っている登山鉄道ブロックは、山岳ベースの上に乗せてある。 先回にて登山鉄道ブロックの工作に目途が付いたので、その下の山岳ベースを仕上げることにした。

 

■ 山岳ベースの工作

 壁側の背景として、ベニヤ板を立てて、空色を取りあえず塗っておくことにした。 また、周りの部分にはターフやフォーリッジクラスターを使って山肌を表現した。

 内部のトンネルの壁の部分は衝立を立てて黒く塗っておいた。 今回の工作ではガムテープを多用したが、どうせまたすぐに解体するであろうと思って、安易な方法を使っているである。 内部の様子を見るとまさに張り子の虎である。

 この山岳ベースの上に登山鉄道ブロックを乗せて、自動運転システムの運行テストを実施した。

 

■ 自動運転システムの運行テスト

 設置が完了した登山鉄道の様子を下に示す。 システムの制御部分は右のパネルの奥に設定しており、電源を入れるとパネルのLEDが点灯するようになっている。

 登山口駅は未完成であるが、下左の写真のように崖っぶちにあり、スイッチバックは下右の写真のように洞窟の中に入り込んでいるのである。

 制御プログラム( Arduino ではスケッチと呼んでいる )を Arduino に書き込むために、ノートパソコンとUSB で接続し、 プログラムを転送している。

 プログラムの修正や微調整などを実施する場合には、パソコンとの接続が必要であるが、システムが確定するとこのパソコンは撤去しても良いのである。 組み込み式マイコンである Arduino の良いところなのだ。

 さっそくスケッチを書き込んで、走行テストを実施した。 最初は、一本の電車で走らせてシステム全体の様子をチェックした。

 走行させる電車を変えたり、本数を増やしたりして走行試験を実施し、速度などの微調整を実施したが、スタート時にモタモタする場合が多かった。 また、急カーブ部分の線路不整などで脱線する場合もあり、電車によっては連結が外れるなどの問題も発生した。