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鉄道模型レイアウト 新登山鉄道 登山ユニットの解体

 

 鉄道模型を始めた頃からレイアウトと工作を楽しんで来ました。 設置場所の問題もあり、新しく作る場合は、古いレイアウトを解体しては再構築するという スラップ・アンド・ビルドを繰り返してきました。 解体も楽しからずやと心の隅では慰めていましたが・・・・。 そして、現存する最古のユニットも遂にはその対象となってしまいました。

 このユニットは気にいっているレイアウトなので、完全な解体ではなくて、手直しをしようとするものです。

 

■ 登山ユニットのいきさつ

 このユニットはおよそ10年以上も前の作品です。 「鉄道模型レイアウト RTM東海 その2」(2010/7/12)や「RTM東海 サブ路線の手直し」(2011/4/9)にて紹介していますが、このユニットの工作記録やメモが見つかりません。 このため、設計データも無い状態となっています。

 RTM東海と銘打ったこのレイアウトは、孫のR君とT君を意識して工作したもので、わがハンドルネールの RTMRW の由来となったR君とT君と自分(M)のレールウエイの原点となった作品です。 しかし、「RTM東海 レイアウトの解体」(2012/1/25)にてこのレイアウトも解体されたのですが、かろうじてこの登山ユニットは生き残り、再利用されました。

 

 そしてこの登山ユニットは、「物置部屋のレイアウト」として新たに構築したレイアウトに再利用されて、生きのこりました。、このユニットは新レイアウトでも鎮座しており、登山鉄道の自動運転システムの対象レイアウトとして活躍しました。

 

■ 今回の改善目的

 どの様なきっかけで始めたのか定かでは無いのですが、以前から気になっていたアーチ橋が発火点なのです。 気になりだすとついつい手を出したしまったのです。 登山ユニットをレイアウトから降ろした状態を下に示します。

 この登山ユニットはループを巻いて山の上に登って行く構成なのですが、ループ部分が景色を遮らにように二つのアーチ橋を設けいます。 レイアウト製作を始めた頃はなんとかそれらしき形が出来れば良いとの思いで工作していましたので、建築工学的、いや一般常識で考えてもおかしな形でした。

    急カーブしているアーチ橋?

 カーブしている橋はいろいろな形状のものが或るのですが、その殆んどはカーブしているとはいえ強固な橋げたを構成しており、それを支柱によって下から支える形になっています。 アーチ橋はアーチ部分で力を支える構造なので、それが曲がっていては力がカーブの外側に逃げてしまって外側に崩れてしまうはずです。

 よくもこんな形の橋を作って、長年楽しんで来たものだとわれながら呆れています。 そして、この事が気になりだすと、・・・・・・、やっぱり解体することにしました。

 雑で下手糞な工作をしげしげと見ていると写真に撮っておくのも恥ずかしい状態ですね。

 と言うことで、解体に着手したのですが、この登山ユニットにはやはり愛着がありますので、アーチ橋の部分を作り直す事にしました。

 

■ 参考にした橋

 ループを描くアーチ橋として有名なのが、スイスのレイティッシュ鉄道のブルージオの橋が有名です。 世界遺産にもなっていますね。 アーチ橋であっても橋脚部分の長さが短いため、アーチは直線状に作られています。 これなら問題もありませんし、長年実際に使われています。

 問題は、曲率半径と橋脚スパンの関係にあるので、わがレイアウトでは違和感なく作れるかどうかですね。

 既に解体を始めてしまったので後には戻れません。

 そしてこの際、今まで実施してきた卓上レイアウトの延長として、この登山ユニットだけでも楽しめないかと欲を出し始めています。 ユニットを取り外したレイアウトの空間は、簡単な丘と平地にしてしまおうと目論んでいるのですが、これまた、スラップ・アンド・ビルドの楽しみ方ですね。

 次回は、このループ橋の工作について報告する予定です。