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R-1 RaspberryPi に挑戦

■ はじめに

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 今、RaspberryPiに挑戦している。 そのいきさつは、ブログ 鉄道模型工作実験室 にて紹介しているので参照ください。

 その KURO-IOTEXP/KIT3 なる自作loT RaspberryPi3ベースキットは右の写真に示すようなキットである。 説明書もついているが、読んでもチンプンカンプンの部分ばかりである。 この分野のある程度の知識のある人向けキットである。

 名前は聞いた事はあるが、このRaspberryPi とは何者か? との興味につられて首を突っ込んでしまったのである。 LEDの勉強として始めたこのページであるが、せっかく学んだ知識を記録として残しておくために、追加することにした。

 

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■ マイコンについて

 まず最初に、一口にマイコンと呼ばれている物に対して、Z80 時代の曖昧な知識しかなったので、この際に整理しておくことにした。  え・・・・・・・・? Z80 てなぁ--に ? と思っている方は調べてみてください!

         マイコンの種類 ( PDFファイル )

 自分で整理してみて、初めてラズパイについて少し理解出来た。 レイアウト変更に合わせて開発してみようとしている分散式ATSには、8ピンタイプのPIC マイコンを使ってみようかと思っていた矢先に、ラズパイの話となってしまった。 しかし、まず、ハード類が手元にあるラズパイから挑戦することにしよう。

 

■ ラズパイの勉強環境と教則本

 当初は手に入れたキットを使って、説明書に従ってラズパイを触り始めたがすぐに挫折してしまった。 Linux のコマンド命令が 理解できないのである。 そこでネットにて調べながらやっとLEDを光らせることは出来たものの、その次のテーマがスマートホンとの連携とかで、いっぺんにハードルが高くなってしまった。 そこで、セットに入っていたセンサ類を使おうとしたのだが、その接続方法や使い方をいちいちネットで調べる必要があったが、それぞれのテーマ毎にバラバラの説明であり、センサーの種類の違いや、通信方法の違いなど、混乱するばかりであった。

 そこで、統一的な説明がなされている入門書を探した結果、金丸隆志著の 「カラー図鑑 最新 RaspberryPi で学ぶ電子工作」 講談社の教科書に従って勉強することにした。 この書籍の内容はネットで紹介されているので参考にしてください。

    カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 作って動かしてしくみがわかる サポートページ

 この書籍に従って勉強して行った事を順次報告していく事にします。 ただし、最終章のキャタピラ式模型については制作しません。 出来たら鉄道模型に関するテーマを探してみることにします。

 狭いパソコン台の上に、以前から使用していた VAIO (OSはVista)と、最近導入した Gateway (OSはWindows10)、およびRaspberryPi を乗せています。  3台をそれぞれの目的によって使い分けいますが、 RaspberryPi の配線が邪魔ですね。 また、専用の小さなディスプレイの投入しましたので、Windows10 と併用した使用できます。

 

  import RPi.GPIO as GPIO
  from time import sleep
  
  GPIO.setmode(GPIO.BCM)
  GPIO.setup(25, GPIO.OUT)
  
  try:
         while True:
         GPIO.output(25, GPIO.HIGH)
         sleep(0.5)
         GPIO.output(25, GPIO.LOW)
         sleep(0.5)
  
  except KeyboardInterrupt:
     pass
  
  GPIO.cleanup()
  

■ テスト1:プログラミングによるLEDの点滅

 教則本とした「 RaspberryPi で学ぶ電子工作」 に従って、テストを実施して、その要点を順次報告していきます。

 まず導入部の説明はさらりと読み飛ばし、最初のテストを実施した。

 第4章の「プログラミングによるLEDの点滅」の記述内容に従って実施したもので、何時ものエルチカである。 コマンドによる命令によってLEDの点灯と消灯が出来る事を確認して、説明に従って右のようにプログラムを書き込み、プログラムを実行した。 ここで、プログラムの書き方、構成の仕方、保存方法、および実行の仕方などの基本的な事項を学んだ。

 プログラム言語は、Python3 を使った。 そして New File を実行すると新しいウインドウが開いてきた。 なんでも、Python Shell とエディタとのことであるが、プログラムはこのエディタの上に記述するのだ。 ようするに Python Shell は動作状態を管理するソフトであり、エディタで作成しているファイルがプログラムファイルであることを理解した。

 ラズパイにはOSが走っているので、いろいろな事ができる反面、こういったプログラムを走らせるには、なかなか面倒である。 Arduino の方が簡単で分かり易いのだ。 特にコマンド方式による取り扱いは、ウロウロさせられてしまう。

 

  ****************  続く  **************************