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● このモハ80-302号車は155系東海道線快速の動力車である。
● 主要諸元はまだ未測定である。
連結面間距離 | 車体全重量 | グラム |
ギャ比 | ||
台車中心間距離 | 台車軸距離 | 動輪直径 |
● この車両の動力ユニットについて
この車両は単品の中古品として入手する。 しかし、中古して入手したこの車両は、品番より推定して本来は 10-380 の増結4両セットの車体で、モータなしのトレラー車両であるはずなのであるが、なぜだかモータ付きの動力車となっていた。 前の所有者が入れ替えたのではないかと推察する。
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● 車体を取外します。
テープLED式の手作り室内灯が工作されています。 配線はメーカー純正品のシューに導線を半田付けし、そのシューを動力ユニットの所定場所にはめ込むようにしています。
動力ユニットの上面の座席シートには、座席類の造作は無いものの、明るい色であるので、このままの状態で室内灯をつりつけました。
● 動力ユニットを分解していきます。 動力台車は横に傾けるようにして外します。 するとジョイント部も一緒になって取り外すことが出来ます。
● 床下にあるカバーを外します。 下左の写真。 そして、見えてくる座席シート裏側にある4個の爪をマイナスドライバで押し込んで外し、さらに側面の爪部も外します。 すると、座席シートがシャシーから取外すことが出来ます。 下右の写真。
● 分解した部品の一覧です。
● モータと台車を下に示す。 モータは、フライホイールの無いタイプで、GM-5 タイプと思われる。
● 座席シートには、直線的な集電バネがはめ込まれており、裏側はモータを保持できるようになっている。 モータとの配線は、モータのベロの部分を表に回り込ませて、簡単な押さえ部品で止める構成となっている。 昔の構成と比べて、超簡素にかつ合理的な構造となっている。 KATO技術陣の工夫の賜物か!
● シャシーはダイカストで工夫されて成型されている。 台車の保持部は樹脂部品をはめ込む構成になっている。 台車の取付取り外しは、樹脂の弾性を利用する上手い設計なり。
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● 床下のカバーを右にしめす。 この部品の役割は、床下部品のレリーフとするための部品と思われるが、組付け方向を決めるために、爪のサイズか異なっている点など、工夫されているのは流石である。
● このユニットの分解は、小さなマイナスドライバー一本で、爪の部分を少しこじりながら実施出来る。 そして、組付けは押し込んでいくと、パチンパチンと小気味よくはまって行き、組付け方向も間違えずに簡単に出来るのである。
製造や組付けのコストはかなり改善されていると思われるが、ユーザーのメンテナンスもしっかりと配慮されていると感心している。
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未調査