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鉄道模型工作室  電車系室内灯の改良(その4) E231系500番台 山手線色

 室内灯のチラツキ防止工作を実施しています。 今回は電車系の室内灯工作第4弾としてE231系500番台山手線色を報告します。 

 

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■ E231系500番台 山手線色のチラツキ防止工作

 このモデルは、鉄道模型を始めた頃に入手したコレクションの中でも古参の部類に入ります。 「JR東日本 E231系500番台 山手線色」(2012/6/16)のリストを参照ください。

 室内灯については、説明書指定の白色室内灯セット(品番:11-209)を組込済みでした。 この室内灯は暗くて不均一に光具合でしたので、取り換えることにしました。 取り外した部品を下に示す。

 取り外した後の室内の端部を観察すると、下の写真に示すように3種類の形状でした。 ここのスペースにユニットを収めることにしましょう。 左の形状のモデルは3両あり、中央の形状のモデルは、同じトレラー車でも少し様子の異なるモデルでした。 右端は動力車で床面が高くなっています。

 このスペースにコンデンサとダイードブリッジを置いた状態を下右の写真に示す。

 それぞれのタイプについて、集電シューとの配線を実施した状態と、さらにテープLEDまでの配線を実施したものを、下に示します。

 動力車の場合は、前方にあた突起をひとつ削り取ってユニットを収めました。

 ユニットの固定は、端部を白色のマスキングテープで固定し、その上からユニット全体をクリーク色に塗りました。

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 先頭車両については運転台の部分のボックスが真っ黒の樹脂で構成されています。 ヘッドライトとテープランプ、および行先表示部分の照明用ですが、黒い大きな図体でしたので、右の写真のようにこの部分も室内と同じクリーム色に塗りました。

 

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■ 点灯テスト

 トレラー車について、レイアウトに載せて点灯テストを実施しましたが、うまく点灯してくれませんでした。 手で触ると点灯するので、台車からの集電不良と判断し、分解メンテナンスを実施しました。 長い間、走らせていなかったので、接触部の状態が劣化しているようです。

 分解してみると、それほど不具合があるようには見えなかったのですが、念入りにクリーニングを実施後の状態を下に示すます。

 問題無く点灯するようになりましたが、室内の見え方に驚きました。 電灯色のLEDにしたのに、緑色です。 窓が無色ではなかったようです。

 また、室内灯ユニットと運転台部をクリーム色に塗った効果を見てみると、ガッカリですね。 テープLEDの光が届いていませんので真っ暗にしか見えません。

 トイレやデッキのない電車系の場合、コンデンサを収める場所が確保できませんが、仕方が無いですね。

 また、このモデルの場合、ヘッドライトユニットの部分に大きな空間を使っています。 分解してみるとふたつの麦球を収めていましたが、チップLEDに変更して空間を開ければ、室内灯ユニットを押し込むことが出来たかも知れませんが、工作し直す気力がないので、このままにします。

 

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 2022/2/7 作成