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鉄道模型工作室  鉄コレ名古屋鉄道 3700系電車の電飾を工作 その2

 先回、鉄コレ電車の電飾工作を実施しましたが、出来栄えは兎も角としてその工作を楽しみました。 これに気を良くして、今まで手を加えていなかった他の鉄コレ電車にも、同様な工作を実施することにしました。 今回は、名古屋鉄道 3700系電車の4両編成の2セットに電飾を工作を施しました。

 工作は、第1セットを工作した後の走行テスト結果により、不具合点の対策を検討して第2セットを工作しました。 ここでは、工作内容の改良内容の流れを重視して、内容毎に報告することにしましょう。 今回は前照灯の工作を報告いたします。

 

■ 名鉄3700系電車の前照灯

 名鉄 3700系電車には、大きな前照灯を一つ中央部に設置されています。 今まで工作してきて小型の鉄コレ電車と違って、車体の一部として埋め込まれています。

 上の写真は、工作後の車体前面を写しています。 上左の写真が第1編成の車両で、上右の写真が第2編成の車両です。 そして、左右に並んだ車両のうち、一方が前照灯と尾灯を工作した編成時に先頭となる車両前面で、他方が中間となる車両のものです。 それぞれの写真の中の左右の車両を比較すると、工作の有無の違いが判別できると思いますが、お判りでしょうか? ポイントは尾灯の位置なのですが・・・・・・・・・。

 

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■ 第1編成車両用の前照灯の加工

 前照灯の加工は、まず穴開けから始めました。 そしてそこに導光部材として光フィアバーを通すことにしました。 その構成を右のイラストに示します。

 左側は最初の工作品で、右側がその後の改良工作品です。

 光フィアバーとして、φ1mm より大きいもの持ち合わせがなかったので、プラスチック製のライトパイプを使用しました。 外径がφ2.0mm でしたので少し太めですが、外側と内側の材質が異なるようで、ガラス製の光ファイバーと同様な効果があるそうです。 共立エレショップより入手した中国製で、CLP-C2-L100 です。 柔軟性のある材質でハサミやカッターで容易に加工でしました。

 車体の内側には遮光のために赤色のペイントを刷毛で塗っていますが、塗料がはみ出して苦労しました。 そして、先端を斜めに切り取ったライトパイプを装着した状態で下左の写真です。

 そして、チップLEDの光漏れを防ぐために、硬質塩ビ板を右上の写真のように切り取り、車体内部にパテを使って貼りつけたのが、下左の写真です。

 そして、電球色のチップLEDのポリウレタン銅線を半田付けしました。 右上の写真。 何を間違えたのか、小型の鉄コレ車両の時の様に 0.1μFのコンデンサを並列で半田付けしています。 この車両にはモータの無いトレラー車なので、逆方向点灯防止のコンデンサは必要ないのです。 車体に取り付けた後から気が付いたのですが後の祭りでした。

 このLEDを車体の装着ポケットにはめ込んで、周りをパテで固めて点灯テストを実施しました。 見事にきれいに光っており、前照灯工作は合格なのですが、その後のシャシーとの組付けで、あちこちで干渉してしまいました。 特に、室内灯の端がここまで来てしまうので、端の1灯を切りとろうかどうか悩みましたが、折り曲げて取り付けることにしたのです。

 この改良として、上記のイラストの右の絵の様な構成に変更して、次の車両を工作しました。 このあたりの工作写真は忘れていました。

 

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■ 第2編成の前照灯の工作

 第1編成での工作内容の反省から、このライトボックスをさらにコンパクトにしました。  使用していたチップLEDのサイズは、小さな1608サイズでしたので位置決めのあながφ1.2mm でした。 このため、ライトボックスの穴は、φ2.0mm と φ1.2mm の段付き加工が必要でした。

 そこで、φ2.0mm の貫通穴でも位置決めできるようにチップサイズをひとつ大きくして、2012サイズを使い、ライトボックスの長さを短くしました。

 このイラストでは、厚さ 3mm のライトボックスは長く描いていますすが、加工中にどんどん短く切り刻んで行きました。 第2編成の前後車両用として2個加工した状態を上右の写真に示します。 一方はチップLEDを取り付けた状態で、他方はその上をパテで固めた状態です。 その拡大を下に示します。

 導光パイプを取り付けて点灯チェックをしている時の写真です。

 車体にセットした状態を下に示します。

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 かなりコンパクトにしたつもりですが、取り付けてみるとまだまだ大きいですね。

 点灯チェックの状態を右に示しますが、なかなか良さそうですね。

 

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 次回は、尾灯と室内灯の工作を報告しましょう。

 

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 2022/5/15 作成