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鉄道模型工作室  鉄コレ名古屋鉄道 3700系電車の電飾を工作 その4

 先回、鉄コレ電車の電飾工作を実施しましたが、出来栄えは兎も角としてその工作を楽しみました。 これに気を良くして、今まで手を加えていなかった他の鉄コレ電車にも、同様な工作を実施することにしました。 今回は、名古屋鉄道 3700系電車の4両編成の2セットに電飾を工作を施しました。

 工作は、第1セットを工作した後の走行テスト結果により、不具合点の対策を検討して第2セットを工作しました。 ここでは、工作内容の改良内容の流れを重視して、内容毎に報告することにしましょう。 今回は動力車の工作と走行テストを報告いたします。

 

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■ 動力車の工作

 本来なら動力車については何も工作する必要がないのですが、第2編成の動力車の動きが変であったので分解チェックを行いました。 なかなか発車しなかったり、もたもた走行であったりで様子が変でした。

 分解してみると、モータ本体の電極端子と配線パーツの接触が不良で、指で抑えるとモータが回りだすのです。 そこで、ポリウレタン銅線を使って半田付けして配線を実施しました。 再組付けして走行させたのですが、現象は同じだったので原因はここでは無かったのです。 例のM9モータの不具合が発生したのです。

 再び分解してモータ単品でチェックすると、先ほどよりも状況が悪化しており、ついには、ウントもスンとも言わなくなりました。

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 ストック品の中をさばくって別のモータを探し出しチェックすると正常でしたので、こちらのモータに変更することにしました。 このモータの電極端子には半田付けの跡があったので、置換前とモータと同様な方法で組む付けることにしました。

 モータの組付け方向が分からなくなったので、走行させて進行方向の修正を実施して再組付けを実施しました。

 やれやれ、余分な工作でしたね。 鉄コレの車両には、このようなM9モータの爆弾を抱えている車両がほとんどですので、改良品のM13モータを準備しておく必要があるようですね。

 

■ 最終の点灯チェック

 すべての電飾工作が完了したのでレイアウト上で点灯状態のテストを行いました。 今回は動力車も連結しているので、このような停止状態での点灯チェックは難しいのですが、幸い(?)低速スタートが苦手なモデルのため、常点灯機能がチェックできるのです。  右回り線路には第1編成の車両を、左回り線路には第2編成の車両を入線させています。

 まず、全車両の室内灯は問題ないようです。 電球色はこの車両にマッチしていますね。 ただ、奥の第1編成の中間車両2両が少し明るいことが分かります。 この2両の車体は、内側の遮光塗装をさぼったために、室内灯の灯が透けているのです。 やはり、鉄コレ車両には内側の遮光塗装が必要ですね。

 次に前照灯と尾灯をチェックしました。 これも、第1編成の尾灯部分の遮光が不十分なようです。 そして、下右の写真の様に前照灯が点灯していません。 これは、点灯不良でなくて、常点灯機能が働かないためなのです。 もう少し電圧を上げると点灯して走り出します。

 点灯具合を詳しく調べて、使用したチップLEDの特性とか、電流制限抵抗との関係をチェックしておく必要があるのですが、面倒なのでやめています。 何しろ点灯さえしておれば良しとするいい加減な工作者なのですから。

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 次に、走行中の動画を報告しましょう。

 工作の出来具合はB級ですが、走行はC級ですね。 低速スタートが出来ないし、低速運転もままなりません。 さらに走行音のやかましい事、オイルを差しても改善できませんでした。 これも、鉄コレの特徴なので諦めています。

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 2022/5/17 作成