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鉄道模型工作室  153系6機種セットの集電回路の工作

 湘南色電車の整備作業の第3弾として、KATO製の153系6機種セットの電装工作を始めました。 前照灯と尾灯、および集電回路の工作を実施しました。 そしていよいよ室内灯を工作します。

 

■ 室内の工作

 まず、室内灯のユニットを作ります。 6台分のユニットを工作しました。

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 このうち、4個は同じスタイルで工作していますが、右に示す2個は形が異なっています。 これは、装着する車両の座席シートの形状が異なるからです。

 使用した部品は、

  1. ショットキーバリアダイオードブリッジ、DIP型、SDI2100
  2. 電解コンデンサ、100μF 25V85℃ ルビコンPK
  3. テープLED、No Waterproof 、Warm White 12V
  4. カーボン抵抗、510Ω1/4W カーボン抵抗

です。

 下左に使用する部品を並べてました。 座席シートは座席以外は灰色のアクリル絵具を塗りました。 室内灯が点灯した時、真っ青な室内ではおかしいからです。

 最初にユニットとテープLED、 およびシャシーとの接続用端子とした燐青銅板をΦ0.29mmのポリウレタン線を使って配線しました。 配線後に点灯チェックをしておきます。 下右の写真。

 ユニットは下左の写真の様に、座席シートのデッキ部分に収めるように造作しています。 そして、MTテープで簡単に固定しておき、車体に収めました。 下右の写真。

 シャシーの集電回路との接続は、下左の写真のように端子を回路上にかぶせ、その上から重り板をかぶせました。 下右に写真。

 シャシーと車体を座敷シートの爪を使ってきっちりとはめ込みます。 いろいろな臓物が増えたので押え付けながら組付けました。 そして屋の部分にテープLEDを貼って屋根を車体にはめ込み、最後に台車を取りつけらば組付け完了です。 下左の写真。

 そして、線路上にセットして通電させて点灯状態を確認します。 上右の写真。 綺麗に点灯しています。

 

■ サハシ153-18号車の室内灯

 2等ビュフェ合造車であるサハシ153-18号車は、ビュフェがあるので室内の構造が異なります。 ビュフェ部は調理室側が小さな採光用窓はあるものの、ほとんどがカバになっており、車両端には格好のスペースがありました。 下左の写真のようにそこにユニットを収めました。

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 他の工作内容は上記と同じです。

 

■ 先頭車両の配線

 つぎに、先頭車両の2両については、他の車両と同じ方法で室内灯を取付けようとしましたが、上手く行きません。 理由は、前照灯用と室内灯用の集電回路の接続部を前後に設けたので、組付け困難になってしまったのです。 一方を注意sながら組付けようとすると、反対側がズレてしまったピタリと組み付かないのです。

 何度かトライしましたがあきらめて、右の写真の様に、集電端子を前方のみとして、室内灯側は配線を伸ばして一か所にまとめました。

 

■ 動力車の室内灯

 動力車には、座席シートが在りません。 そこで、厚さ 1mm のプラ板を使ってモータ部を覆うことにしました。 集電回路の接続は中央部にミニ粘着銅を使って接続します。 下左の写真。

 組付けは、白いMTテープで固定しました。 下右の写真。 そして、室内灯ユニットは目立たいによう天井裏に両面テープを使って張り付けました。

 

■ テスト走行

 工作結果の確認のためにレイアウトで走行させました。

 トラクションタイヤを履いていないので心配していた動力車の牽引力は問題ありませんでした。 登坂も問題なく走行しましたが、ただ、トレラー車がよく脱線しました。 台車の動きがどこか問題あるかも知れません。 よくわからない場合は重りを載せて対応しよう。

 電飾工作についてはうまく行ったようです。 綺麗な電球色が古い車両のマッチしていました。

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 3種類の湘南色電車が揃いましたので、揃ってレイアウトを走行させてみることにしましょう。

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 2022/8/23 作成