貨車シリーズ KATOの2軸貨車

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 蒸気機関車のD51が牽引する長編成の貨物列車は、2軸貨車が主体でした。 我ら戦前・戦中世代には懐かしい思い出がいっぱいですので、多くの車両をコレクションしました。

 それも、凸凹編成が一般的だったので、多くの種類を集めようとしました。 ここでは種類の多かったKATOのコレクションをまとめてみました。

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 2軸車とは、一つの車体の走り装置が二本の車軸のみの車両のことで、ボギー車との区別で使われている。 初期の鉄道車両は、ほとんどがこの2軸形式の車両でした。 特に、貨物車両においては、田舎の駅など多くの駅で荷物の積み降しを行っており、取り扱う荷物の大きさにマッチしていたため、コンテナ車が主流になるまでは、貨車の代名詞と言えるものでした。 昔は、貨物列車と言えばこの雑多な2軸貨車を多く連結した、長い長い列車を示すものでした。

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 この貨車シリーズは、貨車用として設定していた収納ケースから取出し、発売時に用いられていたパッケージやクリアケースに戻して収納することにした。 この方がコレクションの処分がしやすいと考えたからである。

 

無蓋車貨車 シリーズ

 トラは屋根の無い無蓋車貨車で、いろいろな荷物を積んでいました。 木材やパイプ、あるいは自動車など種々雑多な貨物を搭載し、幌を被せたり、ロープで固定したりと変化に富んでいました。 凸凹列車を編成する場合には、欠かせない車両です。 今は、このような荷物の移送はトラック輸送に代わってしまいました。

8027 トラ45000 トラ46264、 トラ50021 本物の木の小枝を切り取って、積み荷の木材としている。
8027 トラ45000 トラ46264、 トラ50021 本物の木の小枝を切り取って、積み荷の木材としている。

 

有蓋車貨車 シリーズ

 ワムは屋根のある有蓋車貨車で、雨に降られれると困るような荷物を運んでいました。 中央部に扉があり、荷役を請け負う男たちが肩に荷物を載せて運んでいる姿が一般的でしたね。 まだ、フォークリフトが普及していない時代でしたから。

8025 ワラ1 ワラ1234、 ワラ6542  
8029 ワム90000 ワム91009、 ワム90896  
8029 ワム90000 ワム91009、 ワム90896  
8007 ワム80000 ワム183121 茶色
8007 ワム80000 ワム183121 茶色
8007 ワム80000 ワム183121 茶色
8039 ワム80000 ワム286723、 ワム283912 茶色
8033 ワム380000 ワム380276、 ワム380063 青色
8033 ワム380000 ワム380276、 ワム380063 青色

     

         

 

緩急車 シリーズ

 国鉄ワフ29500形貨車は、昭和30年代の国鉄ローカル線においては、貨車に緩急車設備を追加したワフ(有蓋緩急車)が多数使用されていた。 これらのローカル線は貨物扱い量が比較的少なく、1両で車掌車と有蓋車を兼ねられる有蓋緩急車は小型機関車が牽引する貨物列車にはうってつけの存在であった。 また、国鉄ヨ5000形は、東海道本線の高速貨物列車に使用するため形貨車は、事業用貨車(車掌車)である。

8030 ワフ29500 ワフ29760 テールライト点灯
8030 ワフ29500 ワフ29760 テールライト点灯
8046-1 ヨ5000 ヨ137885 テールライト点灯
8046-1 ヨ5000 ヨ137885 テールライト点灯