東海道新幹線N700系動力車 785-3302 号機 

実車プロフィール

 

 

模型プロフィール

● メーカー: TOMIX
● 品名: 785-3302
● 品番: ----
● 発売年 : 2008年発売
● 購入日 : 2008年8月新品購入

諸元と分解調査

 この車両は、東海道新幹線 N700系 (TOMIX) の中の動力車である。

 

■ 分解調査

 まず、車体を取り外した動力部の状態をから観察しよう。下左の写真。 そして、台車の横の部分をこじって台車を外します。 下右の写真。

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 すると、その奥にはウォームと左右の集電シューが見えて来ます。 右の写真。

 なお、このモデルの分解にあたっては、組付け方向が決まっていますので、途中でマーキングをしながら分解して行きましょう。 台車に構成されている通電カプラーは左右で異なっていますので、編成を組み時にその方向が決まってきます。 そして、車体、座敷シート、床下カバーも組付け方向が決まっています。 組付けミスを防止するポカヨケを配慮した設計になっていないので、組付け時に注意するしかありません。

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 車内の隙間には、柔軟性のある鉛の塊がつめこまれています。 これは、水草の重りととして売られていたもので、牽引力を増加させるためや、軽い車両の脱線防止のための加重用として重宝してきました。 しかし、現在は製造と販売は中止されているようです。 

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 次に、側面の爪をはずしながら床下カバーを外します。 同様に座席シートも外します。 すると、絶縁ゴムシートに覆われたシャシーが現れますが、この時に、モータ端子に取り付けられているコイルバネを飛ばさないように注意しましょう。

 絶縁シートを外した場合を下左に示します。 ウォーム保持部材のうえのゴムシートも外し、この保持部材を外すと、モータも取り出す事ができます。 また、モータの側面にも絶縁ゴムキャップがありますので、これらをばらした状態を下右に示します。

 分解した部品を並べてみました。

 座席シートの表側(下左の写真)と裏側(下右の写真)の状態です。 集電シューの接触部が汚れている場合は、ここでクリーニングしておきます。

 フレームはダイキャストの一体成型品です。

 床下カバーの表と裏を下に示します。

 次にモータを見てみましょう。 簡単なフライホイールが付いたかんモータです。

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 ウォーム保持部材は方向性が無いようです。 モータとの連結ジョイント部は、円形の一部を欠いた半円形になっており、モータ側はメス穴で、ウォーム側が棒状になっており、再組付けするとは、その方向を合せて差し込むのに苦労しました。 KATOのように簡単に組付けられるように出来ないのでしょうかね。 スペースがあるので、4角とか6角とか。

 次に台車を見てみましょう。 模型ファンが熱望する通電カプラーのための細工がしてあります。 簡単な構造ですが、新幹線モデルだから出来た構造ですね。

 次に、連結部の幌の細工を見てみましょう。 樹脂の弾性を活用したバネ作用で、センタリングしていますが上手い工夫です。

 再組付けには、方向性を注意して組付けましょう。 自分は、台車の組付け方向を間違えていました。 以前の分解時に付けたマーキングが間違えていたのです・・・・・・・! このため編成時に、車両の向きが逆になっていました。

 

動力特性

 未調査