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きかんしゃトーマスとその仲間は、イギリスの架空の島ソドー島を舞台に活躍する架空の機関車である。 その活躍は絵本「汽車のえほん」やアニメで紹介されている。
このきかんしゃパーシーは、トーマスの友達として活躍しています。 パーシーは車体番号6番の緑色のB型タンク機関車で、 主に入れ換えや支線で短い列車を牽引しています。 トーマスに次ぐ人気者で、トーマスの多くのストーリーに登場する。
メーカー : TOMIX
商品名 : きかんしゃパーシー車両セット
品番: 93808
シリーズ名: きかんしゃトーマス
発売日 : 2005年
入手日 : 2007年 新品購入
定価 : \6,300.-
● パーシー、郵便車の2両セット
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● ミニレイアウト走行可能。 ただし、車両幅が大きいので、ホーム等は細身の物が必要である。
● カプラーはアーノルドカプラーのままにしている。
● 主要諸元を下に示す。
連結面間距離 | 61.0 mm | 車体重量 | 42.1 グラム |
動輪直径 | φ8.0 mm | ギャ比 | i = 24.18 |
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● 車体の側面を下に示す。 ボディー形状やロッド類は単純化されており、キッズ達が手荒に取り扱っても安全であるように配慮されている。 ボディを取り去ると、しっかりとしたフレームが現れる。
● フレームは、トーマスよりは隙間が多い。 フライホイールもわずかに見える。 フレームを割った状態を右に示す。 基本構造はトーマスと同じであるが、動輪が少ない分、ギヤ構成が異なっている。
● 全体を分解した状態を下に示す。
● フレームの表と裏を下に示す。
● 動輪とロッド類の状態を下に示す。 トーマスと同様に動輪の軸芯とスポーク部分は、金属の車輪部分と確実な回止めがされている。 また、動輪の径も小さくなっている。
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● モータとフライホイールを右に示す。 モータのサイズは、外形がφ12.5mm 一部が10.5mm の二面幅になっており、トーマスと同じモータのようであった。 フライホイールは、φ8.5×9.5mm とサイズが異なっていたが、立派なものである。 フライホイールとウォーム軸とは、フライホイールの内側で、簡単なユニバーサルジョイントで連結されている。 この構造は同じであった。
● 歯車の構成は、トーマスと同じであり、外径φ5.6mm の太い一条ネジのウォームが、歯数 Z = 19 のホィールと噛み合っている。 そのホィールは歯数 Z = 11を備えて2段歯車になっている。 アイドルギヤを介して、歯数 Z = 14 の動輪ギヤにつながっている。 歯車のモジュールは、m = 0.3 であった。 この構成による減速ギヤ比は、i = 19×14/11 = 24.18 となる。 アイドルギヤの構成は上の写真のように、大3枚と小1枚の構成であった。
改良した動力特性測定装置を使用して動力特性を測定しているが、モータ端子電圧とモータ回転数のセンシングと測定車を使用せずに実施する。
測定日: 2015年12月15日、 測定車使用せず
1)速度特性:
動力車の速度特性として、速度・電圧特性と電流・電圧特性を下に示す。
2ボルト以下で、 10km/h のスケール速度でゆっくりと安定した走行を示しており、Nゲージ車両としては驚きの低速走行を実現している。 消費電流も小さく、その安定した走りは見ていても気持ちが良い。
トーマスと比較して、同じモータ、同じギヤ比で有るが、動輪径が異なるので、速度特性も異なってくると思っていたがその差は動輪径の差にはなっていない。
2)牽引力特性
48.9 グラムの重り車両を牽引させて牽引力を測定した。 駆動側と制動側のスリップ限界はおよそ9グラム程度と読み取れる。
ただし、トラクションタイヤを履いていないため、スリップ状態はかなり手前より発生している。 駆動側では5グラム辺りと明確であるが、制動側では6グラム辺りではないかと思われる。 また、遷移点のデータより駆動系の摩擦抵抗は3グラム程度の小さい値と推測される。
電圧が高くなると、制動領域の小さい値の辺りで、何やら変な動きをしているが不思議な現象である。 わからない!
全体的には、バラツキは小さく、安定した性能を発揮している。
3)まとめ
同じ様な構造のトーマスとパーシーを比較すると、データ上ではパーシーの方が性能的に軍配を上げたい。 しかし、これは個体差の範疇とも思われるので、自分の所有している車両に限って言えることにしておこう。