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どこかの街を走る路面電車をイメージした架空の電車で、小形レイアウトでも、路面軌道でも走らせることができます。 車体色は緑に白・グレーのライン、黄色のアクセントうぃ付けている。
● メーカー名: KATO
● 品名: ポケットライン ぼくの街の路面電車 チビ電
● 発売年: 2009年8月発売
● 購入日: 2022年3月新品購入
● 品番: 14-503-1
● 価格: ¥4,290.-
● 動力車品名: チビ電用動力ユニット
● 動力車品番: 11-108
● 購入価格: ¥2,750.-
● フライホイール付きコアレスモータ搭載。
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■ 車両諸元
製品名 | ポケットライン ぼくの街の路面電車 チビ電 | |
車体番号 | 4001A | 4001B |
種別 | 動力車 | トレラー車 |
重量 | 31.0 グラム | 14.0 グラム |
車軸間隔 | 28 mm | 28 mm |
室内灯 | テープ式LED | テープ式LED |
照明 | チップED式前照灯と尾灯 | チップED式前照灯と尾灯 |
車両はパンタグラフのある車両に動力ユニットが組み込まれており、トレラー車とはリンクで連結されている。 ミニレイアウトも走行可能であり、また登山電車レイアウトの急勾配も登坂可能である。
■ 分解調査
動力車の車体を外すと動力ユニットが現れる。 下の写真に示すように、外観の形状は異なるものの、内部構造は、「たのしい街のSL列車 ※動力ユニット改良品」(2020/8/26)同様な構造と推察される。
動力部の調子が良いので、あえてこれ以上の分解は必要ないと判断して、興味本位の分解はこれまでとして中止しました。
室内灯と前照灯および尾灯の工作を実施した。詳細は下記の関連報告を参照ください。
● 4001B号機の工作
このトレラー車には車輪の集電機構が組み込まれていませんので、その工作から始めました。
そして、前照灯と尾灯のユニットを工作して取り付けました。室内灯はテープLEDをしています。
● 4001A号機の工作
この動力車には、モータのためにすでに集電機構が組み込まれていますので、集電子の側面から配線をとりだしました。
テープLEDも組み込んでいます。でも、動力部分が室内の床を覆っていますので、白いマスティングテープを貼り付けています。
● 「チビ電の電飾 その1」(2023/8/4)
● 「チビ電の電飾 その2」(2023/8/8)
● 「小型のターンテーブル式実験装置を作ろう チビ電を測定する」(2023/10/20)
● 動力特性の測定
● 速度特性:
動力車4001A号機の速度特性を測定する。 速度・電圧特性と電流・電圧特性を右に示す。
コアレスモータの特徴を生かし、低速重視の設定であり、走行も静かで滑らかである。消費電流は前照灯や室内灯の電飾部品による電力消費によって、大きな値となっている。
● 牽引力特性:
動力車4001A号機の牽引力特性を測定する。駆動力の粘着限界は7gf 程度であることが分かる。制動側のスリップ領域も測定できています。
消費電流は前照灯や室内灯の電飾部品による電力消費によって、大きな値となっている。
● トレラー車の走行抵抗と消費電流:
今回使用した実験装置では、テーブルを強制的に回転させることが出来るので、動力台車が無くても動力車の場合の速度特性の測定方法を活用出来ます。
そして得られる特性は、走行抵抗と室内灯などの消費電流が測定できました。
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走行抵抗は、ピポット軸受けの様な具合には行きませんので、平均して 2.89gf もの抵抗がありました。
また、消費電流は、3.5volt近辺から立ち上げる前照灯(あるいは尾灯)と、7volt 近辺から立ち上がる室内灯用のテープLEDの特性が綺麗に読み取れます。
即ち、モータよりも、電飾系の消費電力の方が大きいことが分かります。