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600×900mm のミニレイアウトで楽しんでいます。 このミニアウトを走行させる蒸気機関車を検討しました。その内容を紹介しましょう。
なお、この記事の内容は、2009/6/18 から 2009/6/29 の間、トレイントレインに投稿したものを再編集したものです。
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■【昭和の街にSLを】 C56 (2009/6/18 )
昭和の街の鉄道で走行可能なSLを紹介します。 まず初めに、今までもたびたび登場していましたC56です。マイクロエース A6308 C56-160 です。
製品そのままでは、半径140mmのカーブを走行させるためには、先輪の振れ角度が不足し、脱線してしまいます。 そこで、シリンダの内側をかなり削りました。外観上はほとんど目立ちません。
上の写真は、ガラス板上に設けた半径140mmのカーブ上に乗せた状態です。 下の写真は、そのガラス板を下から覗いた状態です。
テンダー車の車輪はうまく曲線に沿って曲がっていますが、先輪はかなり無理があるようです。 ポイント等の通過時に脱線するのは多くの場合、先輪が原因しているようです。
でも、当鉄道では脱線頻度が少ない方の車両です。 車両にメスを入れる (否、ヤスリを入れるでした) ことに対し、最初は躊躇しました。 でも、SLをこのレイアウトで走らせたいという思いの方が強く、始めてしまった次第です。
■【昭和の街にSLを】 SL走行チェックの道具 (2009/6/18 )
⇒ 鉄道模型実験室 > SL走行チェックの方法と道具 に記載
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■【昭和の街にSLを】 C12 (2009/6/19)
次にマイクロエースのC12-164を紹介します。
C56と同様に、先輪の振れ角度を確保するためシリンダの内側を削りました。 これで、半径140mmのカーブを走行可能となりました。 が、当品はもともとA-4294 「トラストトレイン」 をジャンク品として入手しましたので、動きがギクシャクしていました。 集電性能が不安定でいろいろ触っていましたが改善できませんでした。
今回、機関車本体での改善をあきらめて、電源車(?) から給電させる方法に改造すると、非常にスムースな動きとなりました。 スローも滑らかです。 電源車は、KATOの小型車両動力ユニット(11-107) のジャンク品 (モータがロックする作動不良品) のモータやギヤ類をはずし、集電機構のみを活用しました。 連結は、I 字型のプラ片を手作りしアーノルドカプラーボックスにはめ込んでいます。 電線も一緒に通しています。連結する車両に合わせて車両の上の部分を取り換えれば、いろいろな編成に仕立てることができます。
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ところで、この小型車両用動力ユニットの非モータ側の台車をパーツとして入手できないものかな。 KATOさんは、新しく設計する必要がなく、ただ台車のみ供給して頂ければ利用価値があるのですが。 実は、この集電機能付き台車を使って、Bトレの室内灯や尾灯を組み込む改造が容易にできると睨んでいます。 台車部分の集電方法が一番難しいからです。
■【昭和の街にSLを】 86 (2009/6/20 )
SL紹介の第3弾は、86です。 マイクロエースA6102 8620形・デフなし・箱型テンダーです。 先輪の振れ角度を確保するため、シリンダの内側を削っています。 これで、半径140mmのカーブを走行可能となりました。 でも、時々何らかの拍子で脱線します。 わずかな線路の段差などが原因のようですが、詳しくは解析できていません。
動輪の径が大きくなり、軸間距離の長くなってくると段々きつくなってきたようです。
「脱線もまた楽し」の気分で楽しんでいます。
■【昭和の街にSLを】 C50 その1、2、3 (2009/6/22 )
SL紹介の第4弾はC50ですが、 この車両はいろいろ勉強させられました。詳しくは別のページで紹介いたします。
⇒ 鉄道模型工作室 > KATOのC50を走らせる に記載。
■【昭和の街にSLを】 B6 その1、2 (2009/6/23 )
SL紹介の第5弾はB6ですが、 この車両にも勉強させられました。 詳しくは別のページで紹介いたします。
⇒ 鉄道模型工作室 > KAWAIのB6を走らせよう
に記載。
■【昭和の街にSLを】 その他のSL (2009/6/24 )
自分の所有しているその他のSLについて、昭和の街の鉄道(半径140mmのカーブ)を走破できるかどうか検討しました。
(1) KATO C11 : 従輪台車の構成上の限界により五分五分 ⇒ 不採用
(2) KATO C57 : 先輪台車の構成上の限界により無理 ⇒ 不採用
(3) KATO C62 : 先輪台車の構成上の限界により無理 ⇒ 不採用
(4) MICRO C62 : 意外と走行可能、ただし線路外側への飛び出しが大きい ⇒ 不採用
(5) KATO 96 : 動輪のこじれにより五分五分 ⇒ 不採用 ( 後日の検討の結果、走行可能となりました。 )
(6) KATO D51 : 動輪のこじれにより不可 ⇒ 不採用
ついでに、電気機関車も検討してみました。
(1) KATO ED79 : 問題なく走行 OK
(2) KATO EF58 : 車輪が多く台車の振れ角不足で走行不可 ⇒ 不採用
(3) KATO EF65 : 中間の台車の振れ量不足で五分五分 ⇒ 不採用
(4) KATO EF510 : 中間の台車の振れ量不足で走行不可 ⇒ 不採用
もともと中・大型の機関車は、長さからして走行困難ですが、MICRO の C62 が走行できるとは驚きでしたね。 しかし、車体が長いということは避けられず、どう車体を削るか、あるいは線路わきの電柱やホームを削るしかない。 そこまでして走らせる意義はないので、この昭和の街の鉄道には遠慮してもらうことにしました。
なお、車体の個体差により、半径140mmのカーブの走行可否は異なってきます。 経験済みです。 このため、小生のデータはあくまで参考として、ご自分の車両で、実際のレイアウト上を走行させてご判断ください。
■【昭和の街にSLを】 車両たちと今後の計画 (2009/6/29 )
昭和の街の鉄道を走行する車両を並べて見ました。 最初は、SLと客車達です。
Bトレのスハ43系や44系、オハ35、そして手作りの12m級スハ43、オハフ61などです。 12m級は、GMの客車キットを切貼りし集電可能な台車を履かせ、テールランプや室内灯を装着させました。 室内灯は、夕庵式を参考にさせて頂きました。 Bトレより少し長くしただけで、これらの電気工事が可能となり、テールランプの点灯など雰囲気が出ています。 また、SLの長さにもマッチするのかなとも思っています。
次は、スハ43系青、10系寝台、24系ブルトレと共に、貨物も並べて見ました。 機関車は「とても簡単」シリーズのもので、Bトレの動力台車を履かせています。 牽引力をたかめるため、EF65もそうですが、車体の中の隙間にはびっしりと重りを詰め込んでいます。
最後の写真は電車系です。 115系、名鉄モ510系、鉄コレの銚子電鉄、レールバス、そして箱根登山鉄道など多彩ですが、ここではSLが優先しています。
最近ジオコレの電飾キットを入手しました。 次のテーマの一つが「あかり」です。 車両と建物に灯りをともして行きたいと思っています。 SLのライト、Bトレの室内灯など手を染めていきたい。
そして、もう一つのテーマがSLの方向転換です。 転車台の設置は無理なので、リバース線を設けることを計画中です。
このためにはレイアウトの大改造が必要なため、事前検討を始めています。