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物置部屋のレイアウト   登山鉄道ユニットの後始末

 「新登山鉄道 登山ユニットの解体」(2021/10/12)で報告したように、およそ10年以上も前の作品である現存する最古のユニットも、スラップ・アンド・ビルドの対象となり、解体されてしまいました。 そして、設置されていた物置部屋のレイアウトもぽっかりと穴が開いたままです。 そこで、この後地の補修工作を実施することにしました。

 

■ 登山鉄道ユニットを撤去する

 スラップ・アンド・ビルドされた登山鉄道ユニットは、下左の写真のユニットです。 このユニットを撤去した後は、下右の写真のように、ぽっかりと穴が開いた状態です。

 穴の中は、外回り線と内回り線が通っており、今まではトンネル中として、がらんどうでした。

 今まで上にかぶさっていたユニットを撤去したので丸見えになってしまった中身を工作する必要があります。 まず最初にトンネルボーダーや柱状節理の崖などを撤去する必要があります。 さらに、ユニットを支えていた補強材も撤去しました。

 これらを撤去した状態を下右に示します。

 

■ 新しい風景を検討しよう

 線路の位置はこのままにして、回りの風景をどの様に仕上げるか、いろいろ考えました。 レイアウト工作における楽しい時間です。 ストック品のストラクチャ類を持ち出してあれこれ考えました。 いろいろ考えている内に、隣接するゾーンも気になってきました。 こちらに風景とどうつなげるか? 

 崖の上のレストラン、サツキとメイの家、そしてトトロの住む森や棚田も、あるいは手前の坂道など、どうつなげるか思案のしどころです。

 この部分は、登山鉄道ユニットの崖に挟まれた狭い部分に、なんとか押し込んだ造形でしたが、その制約が無くなった状態では、もっと自由な発想が出来るようになりました。 トンネルの上にサツキとメイの家があるなど、苦しい状態でした。

 

■ 思い切って新しくしよう

 苦労して工作した風景を思い切ってリセットする事にしました。 ここでも、スラップ・アンド・ビルドです。 街中駅から登山鉄道へのアプローチ路線も撤去していますので、その修復も兼ねて、ゴッソリと作り直すことにしました。

 サツキとメイの家は登山鉄道ユニット跡地に移動させ、田園風景らしくし、トトロの森もその奥に設けることにします。 そして、街中を走るローカル線のトンネルを廃止して走行状態が上かな覗けるようにします。

 スタイロフォームの小片を混ぜた軽い紙粘土の増量材を使って、大まかな地面を作って行きます。

 軽い紙粘土は、解体したレイアウトで使用していたもので、タッパーウェアのなかで水に一晩漬けておくと、ドロドロの状態になり、再利用が可能となるのです。 ターフ等も交じっていますが、下工作用材料としては充分なのです。

 一段高くなっている外回り路線との段差はスタイロフォームを使って埋めて行きます。 また、その外側も一段高くした丘を作る事にしましょう。

 こうして、大まかな配置を決めてきましたが、線路周りをどうするか思案中です。