HOME >> 鉄道模型レイアウト > RT鉄道の紹介       新RT鉄道製作日記 その1 その2

RT鉄道の紹介

 

■ いきさつ

 2007年春、孫達はパパ・ママに連れられて名古屋丸栄百貨店で開催された第4回鉄道模型展を見に行った。 鉄道模型はすでに爺ちゃんちですこし触っていたが、非常に興味を抱いたよう様で、さっそく鉄道模型を買ってもらってご機嫌であったとのこと。

 でも買ってもらったのが、 Bトレの「20系ブルートレイン・EF65 (6両セット)」とBトレ 専用レールセット(道床なし・組み立て式の半径100mmレール。製造はアトラス、販売はバンダイ)であった。 家でパパ・ママに組み立ててもらったが、うまく動かない!

 プラレールの様に、組み立てられないし、自走もしない。 がっかりしている子供達のために爺ちゃんの助けを求めてきた。 5歳と2歳のキッズには鉄道模型はまだ早いと思っていた小生は面食らったが、楽しみにしている孫達のために、BトレのNゲージ化を検討することにした。

 

■ レイアウト内容

 自分で入線・連結させてコントローラで走行を楽しむ。 そして、二人で喧嘩しないようにと複線のエンドレスとし、コントローラは対面させて接続、こたつ程度の高さで遊べることをコンセンプトにしてミニレイアウトを製作した。

ベースはTOMIXの600×900mmのレイアウトボードを使用し、C140とC177のミニカーブレールとミニ電動ポイントを使用し、ホームおよび引上げ線を設けた構成とした。コントローラは、扱い易いと思ったパワーユニットN-1を使用する。 ストラクチャーは中央部に配置し、壊されないようにしっかりと接着させた。 地面は幼児の手触りを考慮して、フェルトの布地を張り付けてある。右上の写真の黄緑と茶色の部分である。 また、ボードの周りの角部は緩衝材を貼り付け、安全対策とした。 そして、 R君とT君のための鉄道模型として 「 RT鉄道 」 と呼ぶことにしました。

 車両は、KATOのチビ凸用動力ユニットと小型車両用台車を使ってNゲージ化し、鉄コレ用の車両も持ち出して試運転を始めた(上の写真)。 自分で車両に触れ、コントローラで速度や方向を設定しながら、キャッキャッと遊ぶ孫達を見ていると、こちらも楽しくなってきます。 そして、名古屋鉄道6000系と6500系、および EF66+コンテナ車セットなどの車両を増やして、孫宅に持ち込みました。 月に何度か道具箱持参でお邪魔して、壊された部分の修理や走行状態のメンテナンスを実施しました。

 

 その後、車両を増やしたり、レイアウトの改良などを実施しました。 トンネルの設置、引上げ線にリレーラを固定、あるいはホーム部分にリレーラ線路を設置してして入線の容易化、コントローラを置く入れ物の設置などの改良を実施しています。 壊されると修理し、動きが悪いとレールや車輪を磨き、あるいは分解掃除など、メンテナンス作業もなかなか大変でした。 ママには、分解されたら出来る限り部品を回収しておいてと頼んでいましたので、殆どものが修理可能でした。 

 Bトレの新幹線車両が発売されると、早速Nゲージ化して入線させましたが、いつの間にか連結させて、長編成で遊ぶようになっていました。

 もう1年半も遊んでもらったレイアウトも限界になった様です。ターフでふさふさだったトンネル山の上も、はげはげになってしまいました。 パワーユニットN-1も、レバーがゆるゆるとなり、速度調整が利かなくなってしまいました。 そろそろ、新幹線の長編成でも楽々走れるレイアウトが必要になったようです。

 

 

 

 なお、Bトレの車両をNゲージ化するに当たって改良が必要でした。 相手がキッズですから、丁寧な取扱いは期待できません。

 まず、トレーラの台車はすぐはずされてしまいました。 このため、ボギー車の抜け止めために、右の様な細工を実施しています。

 また、電気機関車の2軸動力台車(チビ凸用動力ユニット)はすぐに集電不良となり、動かなくなりました。 このため、動力車はすべて小型車両用動力ユニットに変更しました。 しかし、この動力ユニットもキッズ達の手に掛ると、すぐに分解してしまいます。 そこで、右の写真のように、ウォームギヤ部分をφ0.24mmのステンレス線で括りつけています。 これで少々のことでは分解されなくなりました。

  

 また、長編成にすると、動力車の牽引力が不足します。 このため、車両の重量を増やすことにしています。 銀河モデル製の専用の重りなども使いましたが、一番利用しやすいのは金魚用水草の重りとして使用しているものを活用しています。ジェックス社製水草のオモリ「水草一番」です。 やわらかく自由に変形し、強く押し付けると接着することが出来ます。 車両の隙間を利用して重りを詰めていくと、結構な重量アップとなります。

 左の写真はその重りと電気機関車の車体の裏側にしっかりと詰め込んだ状態です。