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鉄道模型工作室  鉄コレ電車の室内灯・前照灯・尾灯の工作 その3

 電車系のBトレに続き、鉄コレの電車にも室内灯や前照灯・尾灯などを工作することにした。 今回は、もう一編成の電車について、室内灯や前照灯と尾灯の工作をおこなったが、先回工作内容を改善しながら実施した。

 

■ 前照灯と室内灯の工作

 前回の失敗を反省して穴あけを慎重に実施した。 工作内容は同じである。 車体の天井部分と前照灯にφ1.5mm の穴お明けて、熱で変形させたアクリル棒を差込み、導光部材とした。 

 また、天井裏の出っ張り部分は、ルータで削り取った。 下左が工作前で、右が工作後の状態である。

 前照灯用のLEDは、切り刻んだテープLEDのチップ部分を活用し、510Ωのチップ抵抗と導線をハンダ付けした。 切り取った部分の回路パターンを観察してハンダ付け位置を設定している。 なお、写真に写っている黒い線はチップ部分を示す印刷された黒い線で、配線パターンとは無関係である。

 このチップLEDを前照灯の天井裏にマスティング・テープを使用して貼り付けて工作完了である。 MTは光の遮断が不完全であるが、どうせ室内に漏れるので影響なしである。

 室内灯は、前回と同じ構成であるが、3両編成の中央車両が 15m 級なので3個セットのテープEDでは短いのだ。 しかし、3個セットの2連を取り付けるには長すぎるのである。 3個セットのテープLED途中で切断して長さ調整すると、LEDの回路構成が狂ってしまい、何らかの回路修正が必要となってしまう。 そこで、長過ぎるテープを右上の写真のように折りたたんで短くすることにした。 でも、3個セットが2連となるので電流は2倍必要となるが、制限抵抗は同じ 1.8KΩを取付けた。 電流は半分になるがLEDの個数は倍になるので、明るさは同じだと単純に考えたからである。

 

■ 尾灯の工作

 苦労した割には仕上がりが良くなかった先回の赤色チップLEDを使用する方法はあきらめて、もう一つの光ファイバーを使用する方法を採用した。 先頭車両と最後尾車両はトレラー車なので、シャシー部分は隙間に余裕があった。

 LEDはφ3.0mm の砲丸型を使用し、光ファイバーはφ0.75mm の物を使用した。 丸棒分が丁度φ3.0mmの黒いプラスチック部品が転がっていたので、これに穴を明けてファイバーのフォルダーとした。 下左の写真の中央部に示す。 このフォルダーとLEDを黒い熱収縮チューブで覆ってユニットを作った。 写真の上方の部品。 これをシャシーにセットした状態を下右の写真に示す。 集電板との干渉を防止するため、プラスチック角材などをつかってガイドを工作している。 LEDの電流制限抵抗は、1.8KΩを使用している。

 集電機能の無いトレラー車はもっと簡単にセットすることが出来た。

 

■ 電力線の連結方法

 3両編成の電車間を接続する電力線の接続方法は、見栄えが少しでもよくなるようにと工夫してみた。 一方の車体から取り出した導線を、ジャンパー線のステー部分を利用して巻き付けおき、他方からの導線をその上に巻き付けるようにしている。 導線は裸銅線なのでこれで充分通電しているのである。

 でも細かい部分なので、後期高齢者にとっては目をショボショボしながら作業となっているので、仕上がりはいい加減なのだ。

 

■ 点灯テスト

 最後に点灯テストのための走行を実施した。

 中央車両の室内灯は、前後の車両よりもやや暗めであり、光り方も均一ではなかった。 折りたたんだテープLEDが一様でなかったことと、モータ部分が充分に低くなっていない事が原因なので、これで良しとしている。

 前照灯と尾灯は改善の効果があり、合格と判断することにした。

 今回も走行状態を動画で紹介します。

 二つの電車の速度が違っているので、少し速度を高めに設定していますが、順調に運行している様子がご覧いただけると思います。

 

■ 収納方法

 疑似的な永久連結のなったこの編成を、取りあえず下の写真の様にして収納します。

 もう少し工夫が必要の様ですが・・・・・・。

 

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 2021/3/29 作成