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登山鉄道自動運転システム  運行プログラムの構築 その2

■ はじめに

 先回は、登山モジュールをレイアウト上から降ろして腰を据えてテストを実施した。 何とか走行テストが実施出来るようになったので、いよいよ4列車運行モデルのテストを実施しする。 そして新しくサン・モリッツ号も入線させた。

 

■ 4列車運行モデルのテスト

 ます最初に運行ダイヤを設定する。 企画当初に検討したダイヤをもとに、下記の様に運行モードと走行する電車の指定を書き出している。

 走行させる電車は、手持ちのモデルから走行可能なモデルをピックアップして設置した。 事前に全車両の車輪をクリーニングしておいた。

 スイッチバックのポイントを別のストック品に交換したが、それでも作動不良が発生している。 単品でのチェックは実施しして正常に作動することを確認していたが、何故だろうか。 駆動回路が不完全なのか、あるいは設置状態に無理があり、歪んだ状態で取り付けられているために作動不良が発生しているのだろうか。

 このような不安があったので、ポイントだけを駆動する作動チェックのためのプログラムを別に作った。 ポイントの耐久試験か? あるいは慣らし運転用か!

 ポイントの機械的な切り替えに加えて、電気的な通電状態がチェックできるように、フィーダー部分に給電している状態で、二つのポイントを作動させている。 問題のポイントは、およそ2割の状態で通電不良が発生しているのが確認できた。 しばらく慣らし運転(?)を実施した後では、不具合発生も見受けられなくなったので、作動間隔を sleep(1) から sleep(0.5) に縮めて、4個のポイントを作動させるようにして、同じようなテストを実施した。 ポイント駆動のための電圧は、以前のテストで 0.05sec で完了していることを確認済みなので、0.5sec 間隔でも充分作動すると判断したのである。

 他のポイントも問題無く作動していたが、しばらくすると3番目のポイント(登山路線への入り口のポイント)の動作が不確実になって来た。 そこで、多くのストック品の中にあった新品のポイントに変更した。

 通電不良は、機械的な作動が不完全な場合と、接触不良の場合とが考えられるが、慣らし運転はプラスの場合とマイナスの場合がありそうである。 やり過ぎると不良の発生を増加させる恐れもありそうだ。 耐久性と信頼性はあまり期待しない方が良さそうである。 あくまでホビー製品であることを念頭に置いて置こう。 

 

■ 新車を新しく導入する

 システムがうまく作動するようになったので、新しく新車を導入することにした。 注文していたのは、TOMIX製の箱根登山鉄道 2000形サン・モリッツ号(レーティッシュ塗装)セット、( 品番が98007 ) である。

 これで、箱根登山鉄道の車両は、1000形のベルニナ号と2000形のサン・モリッツ号の2編成が運行出来るようになったのだ。

 新車はやはり動きが確実ですね。 4列車運動ダイヤも無事に稼働する事も確認できました。 ただ、ポイントはやはり信頼性はいまいちですね。 使い方が悪いからでしょうかな。 手動でのアシストを前提にして楽しむことにしましょう。

 さて、次のステップは、モニタやマウス無しでも運転開始や終了が出来るように細工を入れることです。 

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 2017/6/20 作成  M.T.