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卓上レイアウトで楽しもう KATOの新動力ユニット

 KATOより新しい動力ユニットを採用したポケットライン・シリーズが発売されたので入手しました。 小形コアレスモーターを使用した新開発の動力ユニットとのことですので、期待して走らせました。 レイアウトはこたつの天板を利用した急増の卓上レイアウトです。 新動力はスローも効いた素晴らしい走りで、今までのBトレ用動力と置き換えようと思って、11月発売の動力単体を注文しました。

 こたつ天板を利用した卓上レイアウトで走らせているうちにに、またまた新しいテーマを見つけてしまいました。

    そうだ、このミニレイアウトの上で、自動運転を楽しもう !

 TOMIX製の自動運転ユニットを使えば簡単ですが、せっかく習得したプログラム技術を忘れないために、それぞれのパターンに応じたシステムを作って、後期高齢者のボケ防止を兼ねて、遊んで見ようと考えたのです。 なにも、後期高齢者だけでなく、児童や学生のプログラムの勉強のために参考となればとの思いもあって、なるべく簡単な工作で実現できることと、こたつ天板を利用するので、遊んだ後は綺麗に片づけてしまう一時的なシステムを考えています。

 

■ ポケットラインシリーズの新しい動力ユニット

 このテーマのきっかけとなったKATOよの新しい動力ユニットを紹介しよう。 2019/10/21のブログでも紹介した内容です。 ⇒ ブログ移行済み「ポケットラインシリーズの新しい動力ユニット」(2021/4/9)です。

 書斎の片隅にこたつの天板を持ち出し、その上にミニレイアウトをセットしてポケットラインのチビロコセット たのしい街のSL列車 (品番:10-503-1)を走らせました。

 天板の大きさは、750×750mm です。 動力ユニットは、TOMIX のパワーユニットN-1 品番:5504で、キッズ達に作ったミニレイアウトに使用していたユニットです。 本来はワンハンドルを模したスピードコントロール・ハンドルが付いているのですが、手荒なキッズの手に掛かって、ハンドルがグダグダになっていました。 そこで「パワーユニットの再生工作」(2011/8/25)のように、再生工作を実施したものです。

 その後、使用する機会がなくてお蔵入りの状態でしたが、再び日の目を見るに至りました。 出力電流が0.5A仕様ですが、サイドコネクターや12V出力端子がありますのでこれを活用することします。 物持ちが良いですね。

 写真のようなレイアウトを設定して、走行させた時の動画を下に示す。

 Bトレ動力よりも低速が効き、スムースに走行していることが分かります。 今回のレイアウトではすべて手動で運転させていますが、やはり自動運転をセットして、ぼんやりと走行中の車両を眺めるているのが良さそうです。 後方のステレオを聴きながら、コーヒーを頂くというのも楽しそうです。

 

■ ミニレイアウトの楽しみは?

 コレクションされているいろいろな車両を走行させるのも一つの楽しみですが、同じパターンではすぐに飽きてしまいます。 プログラムの勉強にもなりません。 そこで、この天板上で、どのようなパターンが考えられるのか、いろいろ考えてみました。

 そして、下記のようなパターンが成立しそうであることが分かりました。 基本とした線路は、TOMIXのミニ線路で、半径140mmと177mmの曲線です。 ポイントは、ミニポイントとYポイントを使っています。 15°の曲線も使用しています。

小判型 ヤードのある小判型 片リバー型
変形片リバース型 両リバース単線型 変形ドッグボーン型
8の字型 両リバースのある小判型 クローバー型

 今回考えたパターンには、単線の往復パターンやスイッチバックを含めていません。 レールエンドを量産すれば可能となるでしょうが、まずは、機関車のある列車を想定して、リバース線を中心にアイディアをめぐらしました。 SLを後ろから押しての走行は、ヤードや駅の出入りぐらいしか許されないと考えたからです。

 そして、それぞれのパターンにあった自動運転を考えるのも面白そうでしょ!

■ 試験的にドッグボーン型で走らせてみました。

 まずは、走行距離の長そうな変形ドッグボーン型で走らせてみました。 

 このサイズでの大きさでは最長の周回路を構成しているパターンです。

  待避線も無いため、速度の異なる車輛を走らせると、やはりドッキングしてしまいます。 こうなると、車両のセッチングをやり直しとなり面倒ですのでお遊びは終了となってしまいます。 やはり、ATSシステムが欲しいですね。 閉塞区間が4ヶ所もあると3編成の列車を走らせる事ができますが、1ヶ所だけでも効果がありそうに思えます。

 そこで、信号機付きのATSシステムを考える事にしましょう。

 

■ 色々な車両を走らせてみました

 手持ちの小型車輛を持ち出し、この卓上レイアウトを走行出来るのかチェックしてみました。

 かなりの車両がNGとなってしまいました。 原因は、140mmのカーブが走行出来ずに脱線してしまう事です。 SL系では 177mm はOKなのですが 140mm では無理でした。 また、2軸車両は単独では走行出来るものの、カプラー部分が干渉して脱線する車両がありました。 たのしい街のSL列車では、緩衝器が干渉して脱線するので、緩衝器を外して走行させています。

 レールのカーブを大きくするとレールパターンが制約されるので、この卓上レイアウトではBトレ主体の走行を楽しむことにしましょう。 そして、KATOの新動力ユニットに期待することにします。

 

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 2019/11/1 作成