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卓上レイアウトで楽しもう 自動運転 その26−3 機関車牽引列車

 先回は運行が完了した列車と、ヤードに停留させていた列車とを交代させて、交代した列車を周回運行させるという自動運転のパターンを検討した。 今回はこのパターンにて機関車で牽引された旅客列車を走らせた。

 

■ Bトレの電気機関車と客車による運行

 最初に、ポケットラインのたのしい街のSL列車を運行させたが、ポイント部での脱線多発のトラブルに遭遇した。 ポイント切り替えの不完全さやチビロコセットの走行不安定などが原因と思われるが、さっさと諦めて、KATOのC12による列車編成に切り替えた。 しかし、こちらでも脱線トラブルが発生した。 多くの場合は先輪の脱線であるが、原因が線路側か車両側かは不明であった。

 そこで、走行が安定していると思われるBトレの車両に取り換えて走らせた。

 この時の動画を下に示す。

 

 ここでの問題点は、ホームでの停車時に、レールエンドに激突までとは言わないまでもかなり激しく衝突しているので、チューニング必要である。 しかし、車両毎にプログラムを変更するのは大変なので、減速具合を調整するボリュームを復活させることにした。 このため、せっかく設けたヤードの片方は使用していないので、センサS8のポートをアナログポートとして使用することで対応する。

 こうすると、ホームの丁度良い位置に停車するように調整出来るのだ。

    この修正を実施したプログラム ⇒  Every_11-5.ino

に示す。 この減速度の調整が可能となったので、激突脱線防止のためのレールガードも撤去することにした。 見栄えが悪いことと、C12機関車では底が乗り上げて動輪が空転するのを防止するためである。

 

■ KATOのC12による再挑戦

 作動不完全であったポイントの交換、先輪の脱線する C12-46 号機のスノープラグの撤去を実施して、KATOのC12による列車編成に再挑戦した。 スケッチは上記の改良版を使用した。

 そして運転の様子を下に示す。

 

 上記の改善点の効果を確認することができた。 しかし、まだ、 C12-46 号機の先輪が脱線する現象が発生していることがわかる。 でも、おおむね順調に運行出来ているので、まあ、70点の出来として合格としよう。

 

 次は、このパターンを少し変形させたレイアウトを考えています。

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 2020/11/17 作成