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鉄道模型実験室 No.165  室内灯のチラツキを低減したい -- 新室内灯ユニットの確認

 車両整備の一環として、室内灯としてテープ式LEDの工作を実施しましたが、走行時のチラツキがひどいため手が止まってしまいました。 でも、このテーマは避けて通れないので、少し首を突っ込んでみたいと思います。 いろいろ実験した結果をもとに工作したチラツキを抑えた改良した室内灯ユニットのテストと確認を実施しました。

 

■ 改良した室内灯のパルス波形を確認する

 改良工作した新しい室内灯ユニットのパルス波形を確認しておこう。 今回は下の写真に示す様にユニットの入力側と、テープLEDの端子部の電圧を観察した。

 オシロのチャンネル1(黄色)はユニットの入力側に、チャネル2(青色)はテープLEDの端部に接続して観察した。 パワーユニットのダイヤルをいろいろ変えて、パルス波形を観察した。

 パワーユニットのダイヤルを変えても、ユニットの入力側は変形のない綺麗な波形を維持していた。 コンデンサからの電流の逆流は無いと判断出来、コンデンサは上流側には影響していないと断定した。 狙いどうりであった

 また、テープLEDの電圧にはコンデンサの効果が無いのかな? と思われるような波形であり、今までの実験データをひっくり返してみたが、やはり同じようなはけいであった。 電圧が掛かっていても電流が流れていなければ点灯しないので、この時の電流を観察する必要があるのだが、ユニット状態では無理である。

 このため、簡単なテストでコンデンサの効果の確認を行った。

 

■ コンデンサの効果を確認する動画

 実験は極めた簡単だ。 電源を切った場合、どこまでLEDは光っているかを見ることにした。 とは言っても、目で見ながらストップウオッチで時間を測るわけにはいかないので、動画を撮影して、コマ送りで確認することにした。

 スイッチの切断タイミングを知るために、室内灯ユニットの入力側にLEDを接続してその消灯によってタイミングを知れせる事にした。

 確認の動画を下に示す。

 確かに、テープLEDの点灯は、0.1〜0.2秒は続いている事が確認された。 人の残像時間と言われている 0.05秒をかなり補完しているので、チラツキ防止の効果はありそうである。

 

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■ レイアウトでの走行状態

 このユニットを残りの車体に組込んだ。 先頭の車両も、新ユニットに取り換えた。 工作内容は今までと同じなので省略する。

 

 そして、レイアウト上で走らせてみた。 その時の動画を下にしめす。 室内灯のチラツキは認められず、快調に走行しているので、今までの苦労が報われました。

       大成功なり !  

 

 

■ まとめ

 ヤードの改造と新しい操作盤が完成したので、色々な車両を試運転してきた。 その中で、分散制御方式のATSの不具合やら、車両整備の手抜きやらで、試運転は脇道にそれるばかりであった。 そして、興味の対象が室内灯のチラツキ防止に移行してしまったが、このテーマも無事解決することが出来た

 とは言っても、たかが一編成の電車だけであるので、折を見て、たの車両にも応用して行こうと思っているが・・・・・・・・。 いつのことになるのかな?

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        改造したヤードと新しい操作盤の確認のための試運転はいるになるの?

 

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 2020/7/8 作成