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ミニレイアウト 雪景色を作ろう (電気工作) 

■ いきさつ

 ミニレイアウトとして、講談社の「昭和の鉄道模型をつくる」によって制作したレイアウトを改造してきた。 例によって、またまた手直しすることにしたが、初めての雪景色工作となってしまった。 今回は(2)に続き、外灯などの電気工作を紹介しよう。

 

■ 街灯と照明、および配線工作

 雪明かりと言っても、限られたスペースでの雪景色なので、外の景色は何らかの灯りが必要と考えて、街灯を増設する事にした。 以前と同じ工作方法で、5本作製したが、今回は、チップの表面に黄色のプラ板を貼りつけて、電灯色を表現してみた。 

 また、丘の上の学校や民家にも灯りを設定する事にして、工作を実施する。 学校の室内は、電灯色のLEDを使ってみた。 校門には街灯も設置した。

 丘の上は、トンネル内での脱線対策として、蓋が取れ外せるになっているが、電灯のための配線は、列車の邪魔にならないように位置を決めて通している。 新たに設置した丘の上の配線2本に加え、従来からの配線3本を一緒に、接続するために、コスミック製の「LED建物照明ユニット」につかわれていたコネクタとスイッチを使用した。 右上の写真。 

 このユニットは照明工作を始めた頃に入手したものである、白色と黄色のLEDはジオコレの電飾キットと混在して使用していて、このレイアウトの建物の中にも組み込んでいるはずである。

 ジオコレ製とコスミック製のコネクタはオス・メスが反対になっており、相互に接続出来ないが、今回はコスミック製の方式を採用した。 家庭用のコンセントと同じ考え方で、電力を供給する側のコンセントをメス型にし、供給を受ける側をオス型にしている。 また、オス型コネクタは、2.54mmタイプのピンヘッダを切断して作成し、左右の街並みと駅舎の照明の配線をこのコネクタに取り換えている。 さらに、作成した街灯を新たに4ヶ所設置した。

 次に線路への給電ポイントであるが、右の写真に示すように、従来から通電が不安定であった内側の周回路に、一ヶ所増設した。 ポイントやクロッシング、あるいはバリアブルレール部は、どうしても通電不良になりがちであったために、事前対策を実施したものである。 しかし、TOMIXの場合、3本のフィーダー線を接続出来るコネクタは発売されていないので、自分で工作するしかないがのであるが、今回は幸いにも不要になったジオコレの電飾キットの電池ボックスを活用することが出来た。 工作は、下の写真に示すよう極めて簡単である。 要するにコネクタを利用させてもらっただけなのである。

 

■ 早速点灯してみる

 照明工事が完了したので、街の灯りを灯すことにした。 部屋の明かりを消した状態を下左の写真に示す。 街灯と黄色の室内灯がやけに目立っているが、他の部分は暗闇である。 やはり雪明かりが欲しいので、遠くからスタンドを点灯した状態を下右に示す。 これならジオラマを観賞する事ができるが、影が出来てしまうので、ほんのりとした「月明かり」の様な室内照明を工夫する必要がありそうである。

 部屋の明かりを消した状態の街並みと駅舎の様子を下に示す。 駅舎の入口の方の街灯は、従来製の街灯であり、その冷たい光に比べて、黄色のプラ板で覆った街灯の光は柔らかい感じとなっている。 その効果は有ったようである。

 スタンドを点灯した状態での町の様子を下に示す。 こちらの方が見ていても楽しいですね。

 街灯は少しグロテスクになってしまい、高価な市販品のようにスマートさはありませんが、下手の横好きとして自己満足して置く事にします。

 さて、街の明かりは点灯したものの、そこを走行する車両は? と言えば真っ暗のままである。 室内灯の工作を実施した車両は幾つかあるが、チラチラしたり、暗かったして、満足できる車両は皆無である。

 夜行列車として使用できる車両が揃うまでは、昼間の雪景色を楽しむことにしよう。