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モジュールレイアウト 計画の見直し 

■ いきさつ

 和室などの広めに部屋で、簡単にレイアウトを楽しめるお座敷レイアウト用のモジュールを作成していたが、設置作業などの不便さなどの問題があり、制作作業は長い間ストップしたままであった。 そこで思い切って基本設計から見直し、より使いやすいモジュールにすることにした。

 

■ 反省と計画の見直し

 制作途中であったが、モジュールを使用していて問題となった点を挙げてみる。

  1. モジュール間の線路の連結作業が難しく、面倒であった。 手持ちのストック線路を使用しようとして、TOMIXとKATOの線路を混在させたこと。 また、モジュール間は3本の線路を連結させる必要があったことなどが、手間を掛ける原因であった。 このため、TOMIXの複線のみにすることにした。
  2. モジュールレイアウトの楽しみである線路周りの風景やストラクチャを設置するスペースが少なかった。 TOMIXの複線のみにすることにして、線路周りのスペースをひろげることにした。 また、コーナー部は450×450mm の正方形のサイズのままとした。
  3. モジュールが増えてくると、その収納方法をすっきりとさせる必要が出てきた。 そこで段ボール箱の中にモジュールを全て収納出来るようにするため、300×600 mm と450×450 mm の2種類のモジュールのみとする。 このため、駅に関するモジュールは作り直すことにした。

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 モジュールの基本寸法は、TOMIX のコンビネーションボードA の寸法に従っているが、今回はその真ん中の2本の線を複線線路として使うようにした。 寸法関係を右に示す。 線路を固定する時に使用したジグは、この寸法に合わせて修正した。

 コーナーモジュールについては、2枚のモジュールをセットにして180度方向転換する路線を採用した。 これは、450×450 mm のサイズで丁度良く配置するために、線路の組合せをいろいろ検討した結果、この方式にした。

 354/391のアプローチレール、280/317のカントレール、354/391のカントレール、280/317のカントレール、354/391のアプローチレールと繋げて、180度すなわち半周する路線である。 途中で曲率がゆるくなってしまうが、見た目には殆ど違和感はなかった。 さらに、中間部の354/391のカントレールを354/391のアプローチレールに変更すると、丁度90度方向転換できる線路となり、直線モジュールとは18.5mm の線路を使って接続出来るのである。 ただし、2 mm 程の隙間が出来るが気にならない程度であった。 誤差の範囲なり!

 この作り直し工作は、今年の初めからボチボチと実施していたが、作業中の写真記録は実施していなかった。 このため、工作の詳細報告は割愛させて頂きます。

 ただし、途中の状態での映像記録が残っていたので、その時の映像をここに紹介しよう。 2015年4月15日報告の「C13型 小型蒸気機関車の追加加工」で、「モジュールレイアウトでの夕暮れ走行」として紹介している映像である。

 この場面では、直線モジュール4枚、コーナーモジュール4枚を使用した簡単なレイアウトであった。

■ 収納方法の改善

 今回から、すっきりと収納出来るように考慮することにした。 このため、直線モジュール用の段ボールを探したが、ピッタリしたサイズの段ボールが無かったので、 U-10 のサイズの段ボール箱をホームセンターで探し出してきました。 サイズは内寸法で、655×435×290 mm ですが、このまま組み立てても高さが足りません。 そこで、折り目を少しずらしています。

 各モジュールの区切りは、側面にスタイロンの切れ端を貼りつけてレールとし、間隔をもって収納出来るようにした。 その間隔は 75 mm として、6枚のモジュールが収納出来ます。 上記の写真。 左端はの部材はモジュールをセットした後からはめ込んで、モジュールを固定するようにした部材です。

 このモジュールの厚さは、30 mm ありますのでストラクチャーなどの高さは45mm が限界ですが、30mm 程度に抑えています。 それ以上高いものは取り外し可能にしておかなければなりません。 

 また、コーナーモジュールについては、丁度良い家電の収納段ボールがあったので、それを利用しました。

 次のこれらの段ボールを収納して置く専用の棚は、今までの物を使用しました。 収納状態を下に示す。 

    

 トンネル部分はまだむき出しのまま置いていますが、そのうちに収納箱でも作る事にします。 また、ストラクチャ類や線路、架線柱、ホーム、駅舎類も箱に納め、棚の中央部に入れています。 その箱の中の様子を下に示す。 ストラクチャーはぎりぎりの様子なので、増設する必要があるようです。

 

■ 個別のモジュールの内容

 個別のモジュールの内容については、順を追って紹介して行きましょう。