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モジュールレイアウト モジュールの作成 その2 

 

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■ コーナーモジュールの作成

 次にコーナーモジュールを作成しました。 基本寸法に従い、900 × 900 mm のスタイロフォームを四つに切断して線路を固定しただけです。

 内側と外側の角部はストラクチャなどを置いた後で切り取ってしまう予定ですが、当面はこの状態での使ってみることにします。

 

 

■ 制御モジュールの作成

 電源の供給や駅およびヤードのポイント操作を実施するモジュールをひとつにまとめて見ました。 こうすれば面倒な配線作業が楽になると思ったからです。 複線部はTOMIXのレールを使用し、ローカル線はKATOを使っていますが、駅の部分はTOMIXの4番ホームと供用します。

 このため、中間部で2種類のレールを連結する必要がありますが、ローカル線はKATOの4番ポイントにてヤードへの分岐点とし、そのポイントに連結している S60R のポイント用補助線路とTOMIX のS33 レールをフレキシブル用ジョイント(品番:24-810)で連結し、ハンダにて固定しています。 この組合せで、レールの長さもピッタリと合致し、KATO製のローカル線はTOMIX製の4番ホームへと一直線に滑り込む事が出来ました。

 裏側の配線を下に示します。 ハンダこてでスタイロフォームを溶かしながら溝を付け、そこに配線を通してテープで押さえています。 配線用の溝によってベースの強度が落ちない様に、あえて直線を避けています。 直線直角の配線溝にしていると、ベースに曲げの力が掛った場合にそこに応力が集中して弱くなってしまいます。 あたかも板チョコを折るように! また、配線の引出しは、奥にも手前にも出せるように出口を2ヶ所設けました。

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■ ホーム部分のモジュール

 上記の制御モジュールでホームの一端を構成することが出来ますが、反対側のモジュールも作らなければなりません。 でも、格好なユニットが有るのでこれを活用することにしました。 それは、右の写真に示すように、物置レイアウトで使用しているホーム延長用のユニットです。

 物置部屋のレイアウトでは、当初このユニットを使用していましたが、2012年7月5日作成の「駅ビルを作る」で簡単に説明していますが、在来線の編成などではホームが長すぎますので、約半分のパターンに取り替え出来るようにしています。 このため、長い方ユニット(左の写真)と短いユニットを使い分けています。 このユニットをお座敷モジュールにも使用出来ないか検討してみました。

 まず、このユニットの寸法関係を下に示します。

レール部分は、ちょうどTOMIX の基本長さ 280mm の4本分あり、 モジュール2枚分です。 接続レールを工夫すれば使えそうなので、活用することにしました。

 このユニットの高さは、20mm なので少しかさ上げが必要です。 また、ローカル線への接続も必要なため、新たにポイントを追加することにしました。 そして通常は行き止まりのエンドレールを接続しておくことにします。

 

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■ 勢揃いしたモジュール

 これまで準備してきたモジュールを右に示す。 ホーム延長ユニットを2枚と数えると、 12 枚のモジュールが揃いました。 

 まだ、ホーム延長ユニットの接続部分や、ヤード部分が出来ていませんが、これで6畳間に広げて一周させるレイアウトを構成させることが出来るようになりました。

 これだけ揃ってくると収納方法も考えなくてはなりません。 ピッタリの段ボールが有れば便利なのですが・・・・・・・・・・・・。 来るまで容易に運搬出来るようになるので孫の家まで出張して、走行会を開催したり、あるいは貸出たりすることをもくろんでいます。

 

■ 問題点に気が付く

 このモジュールを並べてみて、ふと気が付きました。 モジュールを並べる場合に部屋の壁に沿って周囲をぐるりと回るように並べるのか、あるいは部屋の中央部にまとめて並べるのか?

 即ち、モジュールを眺めるのは、一周しているモジュールの内側からなのか、あるいは外側なのかの問題です。 座敷の真中に陣取って、周囲を走る電車を眺める場合には、モジュールの内側になる方が正面となりますが、イベント会場のように、お客さんが外側から見る場合は、モジュールの外側が正面になるように配置しなければなりません。 少し広めの部屋で楽しむ場合もこちらのパターンになると思います。

 ストレート部分のモジュールは、どちらの配置にも対応出来ますし、制御モジュールも配線の出口を変えれば対応出来ますが、コーナーモジュールは曲がる方向が逆になってしまいますので対応出来ません。 これは、当初のレイアウトプラン検討時に抜けていた重要な検討項目の様ですね。

 欲張ってローカル線を引いたのも足かせになっています。 複線路だけならコーナーモジュールをリバーシブルな風景にしておけば対応出来るのですが・・・・・・。 あるいは、線路幅をTOMIXの基準幅にしておけば、誤魔化せたかも知れません。

  ******* 今さら計画変更はしたくないので、このまま進めることにします。 *******