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物置部屋のレイアウト 車載カメラで撮影 夜行列車

■ はじめに

 物置部屋のレイアウトは、近いうちに解体しようと考えている。 このレイアウトは変形のドッグボーン形のレイアウトであり、解放感がいまいちのレイアウトである。 このため、このレイアウトの改造を本年度の目標のひとつとして、年の初めからあれこれ考えてきた。 そして、その内容は断片的でしたので、別室のブログに記載してきた。

 ラズパイによる登山鉄道の自動運転システムが完成目前で足踏み状態であるので、ここらで少し頭を冷やすことにした。 そのひとつとして、レイアウトの状態を車載カメラを使って動画として撮影しておこうとするものである。 今回のテーマは夜行列車である。

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■ 車載カメラ

 使用する車載カメラは、2017/6/29 ブログにて報告したTOMIXの車載カメラシステムセットである。 Wi-fi を使ってスマホに動画を送信し、録画できるものであるが、既にネットでも報告されているように、少し期待外れであった。 動画の質が劣るのである。 さらに、別室のブログでも報告したように、フリーズも経験した。

 また、夜行列車と言うことで、部屋を暗くしたため、悪い画質がさらに悪化しており、駒落ちも随所に見られた。 wi-fi 通信も曲者であり、一苦労させられた。 途中で何度もあきらめかけたが、せっかく入手したカメラなのでしつこく挑戦した。

 

■ 夜行列車の構成

 夜行列車の印象としては、まずはテールライトであろう。 夜霧の最終列車(第二国道ではないのか?・・・・・・・との突っ込み!) など、暗闇に灯る赤いランプのイメージを持っている。 でも自分の記憶にあるのは、暗い夜汽車に乗って、田んぼの中の誘蛾灯が次々と通り過ぎていくのをジーと窓から見ていたのは、幼い頃のおぼろげなる記憶であるし、座席の下に潜り込んで寝た時の、耳に聞こえるギャップ音などであるが。

 そこで、43系客車のテールライトを主体に撮影し、BGMとしてギャップ音と時々聞こえる汽笛の音を配置することにした。 牽引するのはKATOのC59 である。 右上の写真。 この列車を外回り線で走らせ、内回り線を逆走するカメラカーから撮影するのだ。 やっと編集出来た動画を下に示す。

<動画編集の忘備録>
安定撮影のために、電圧を高めにして撮影する。 このため、走行速度が速めである。
動画編集時に、ディレイを掛けて再生スピードを50%にしたいが、Windows10 用に導入した Movie Studio では、あちこち探したものの操作方法が分からなかった。 再生時の設定では、出来るようであったが、サウンドまで遅くなってしまうような気がして使えなかった。
そこで Vista 時代に使用していた Adobe Premiere 6.5 を使用するため、インストール等の準備をし、こちらで動画編集を実施した。
書き出しを MOV 形式で実施したが、僅か5分の動画が3.4GB もあった。 QuickTime でも再生出来なかったのでフォーマットが古い形式のようであった。 そjこで試しに、スーパーメディア変換を使用して変換してみると、見事に97MB に収める事が出来た。 同じ MOV 形式でもこれだけ違うのである。
暗い画面に、コマ落ちしている上、さらに再生スピードを落としているので、非常に見にくい画面となっているが、BGM を使ってごまかすことにした。

 薄暗い室内にギャップ音だけが聞こえる夜汽車の旅を経験した者だが感じる、このノスタルジアを味わって頂ければ幸いである。