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物置部屋のレイアウト 大改造計画をスタートさせる

■ はじめに

 物置部屋のレイアウトは、近いうちに解体しようと考えている。 このレイアウトは変形のドッグボーン形のレイアウトであり、解放感がいまいちのレイアウトである。 このため、このレイアウトの改造を本年度の目標のひとつとして、年の初めからあれこれ考えてきた。 そして、その内容は断片的でしたので、別室のブログに記載してきた。

 そして、この計画をいよいよスタートさせることにした。

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■ レイアウト図の検討

 別室のブログの2月7日にて紹介した改造レイアウト図について、物置部屋レイアウト-2017-4 の案を下に示す。

 その後、ミニレイアウトの解体により、小型のSLを走らせるためのドッグ・ボーン式の路線を追加することとした。 その時のレイアウト案、物置部屋レイアウト-2017-9 を下に示す。

 この案で気になる点は、機関区ゾーンが飛び出している点である。 また、ヤードに出入りする列車のための、引き上げ線の処理も不満である。 この待避線ホームを使用する案も使い勝手が気になるのである。 そこで、引き上げ線の要らないヤードの両端に本線への出入り線を設ける案に、逆戻りさせてみた。 2017/1/12 のブログで紹介したレイアウトである。 但し、機関区を押し込めるために、外周路の位置を変更してみた。 物置部屋レイアウト-2017-10-2 案を下に示す。

 特徴は、駅を高架にし、さらに11°向きを回転させているのだ。 この第9案と第10案について、解体中のレイアウトで確認してみることにした。

 

■ 解体中のレイアウトでの検討

 解体を始めたレイアウトを使って、第9案と第10案を検討してみた。 まず、駅部分を解体して台となるベニヤ板を加工した。 その上に線路を置いて、レイアウト上に於いてみた。 まず、第9案の場合を下に示す。 長さ 2m 余りの駅土台は、部屋に平行に設置し、高架線路を想定する。 そしてその下に、半径 177mm のミニカーブレールを使ってドッグボーン を構成させる場合の円形線路を置いてみた。  半径 140mm のミニカーブレールでは、走行出来ない小型SLが出てしまうからである。

 ドッグボーン線路は駅前広場の手前を通すことが出来そうである。 次に第10案の場合を設定してみた。

 やはり柱が邪魔をして、レイアウト上は無理の様である。 駅前に外周路とドッグボーン路線を通すには無理のような気がする。 ドッグボーンを諦めて、円形線路を左に寄せたとしても、せいぜいレイアウト図程度しか期待できないようだ。

 

■ レイアウトの決定

 そこで、第9案と第10案の折衷案として、第13案を下に示す。 駅は壁に対して5°傾けている。 なお、外周路については、必要な箇所にはフレキシブルレールを使用するので、このような角度設定を採用しても問題ないのである。 壁際の大カーブもフレキシブルレールを使用するつもりである。

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 今回初めて地図のように等高線を加えてみた。 正面のゾーンは3層構成せあるが、下段が小型SLを走らせるドッグボーン路線で、一部は路面電車の路線にしても良いと考えている。 中断は高架構造のホームである。 駅舎は高架下とする。 上段はビルの間を走る抜ける高架構成とするのである。 従って正面はビルの立ち並ぶ街の中心部としよう。 さらに中央の壁と柱は、周りをビルの壁面として囲むことにすれば、違和感が薄らぐであろう。

 周回路の高低差は、65mm までとし、勾配も非力な動力車を想定して、20‰ 以下にしよう。

 一番苦心したのはやはりヤードの処理である。 十分なスペースがあれば何ら問題なく配置できるのであるが、限られたスペースでいろいろと欲を詰め込んでいるのだ。

 レイアウト構想がまとまったので、解体工事を進める事にする。 新しいレイアウトで使えそうなジオラマ部分があると、その部分は残しながら進める事にしよう。