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物置部屋のレイアウト 新しい配置

 

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■ 台の配置を変更する

 物置部屋のレイアウトについて、遂に折り返し点を通過することが出来た。 これからは新しいレイアウトに向けての工作が始まるのである。 最初に台となる棚やベースの配置を変更した。

 二つの金属製の棚の配置を両側の壁側に変更した。 これによって、北側の窓をさえぎる障害物が無くなり、部屋全体が明るくなった。 また、車両を保管していた食器棚は、横に寝かせてレイアウト台として活用する。

 各台の間は、かなりの隙間があるが、この上に木材を組んでレイアウトベースを支える骨組みを構成する。 また、各台は色々な保管物の使って重しとする。

 何しろこの部屋は物置なので、断捨離を実行したとは言えども、捨てられないお宝(?)がまだ残っているのである。

 これらのお宝(?)は引越し時に使用した段ボール箱に詰めて、棚の下層や最上段に押し込めている。 引越社や果物などの段ボールは寸法が揃っているため整理しやすく、かつ頑丈であるので、使い勝手が良い。

 まだ、未整理の状態であるがその様子を紹介しよう。

 このレイアウトでいつもネックとなっている飛び出している壁の部分について、そのすきまの状態を確認して、台の配置を決定した。 右上の写真。

 

■ レイアウト台の工作

 レイアウト・ベースを支える木材を組んだ骨組みを紹介しよう。 窓際のコーナーから、奥のコーナー、

 壁際のコーナーへと続き、

 階段の壁まで続けている。 そして食器棚を横にして台にしている様子を下右に示す。

 高さの異なる台に、これまた高さの異なるベースを載せていくため、枠組みひとつ単純には行かなかった。

 次の、これらの骨組みの上に、レイアウト・ベースをはめ込んでいっている。 これらの材料は全て再利用材を使用している。 このため、切った貼ったのパッチワーク工作となっているのだ。 さらに高さを合せておく必要があるので、しっかりと脳みそをこね回した。 作業中は夢中となっており、これぞ老化防止の楽しい作業である。

 部屋への入り口部分は跳ね上げ式のブリッジにする予定である。 下右の写真。

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 主な工作が終了した状態を右に示す。 全体にすっきりとした状態となり、まずまずは満足している。

 

 

■ レールの基点を決めよう

  今回のレイアウト工作は、レイアウター・ソフトは補助的に使用したもので、実際にはレールを組み立てて配置状態を確認し、修正しながら進めることにしている。 このため、レールの基点となる部分を決めておく必要があるのだ。 そして、一番制約のあったヤードの入り口部分と機関区の配置から検討した。

 実際にレールを配置して無理な部分は無いか、壁との隙間のバランスはどうか、などを検討しながら、配置を決めた。 そして、記録のためにレイアウター・ソフトに落とし込んでおいた。

 先回紹介したリアウトから、機関区に入る部分に機関車の引き上げ線を追加している。 また、今回のレイアウトは、エンドレスの2重周回路パターンであるが、そのクロス部分の高低差の計算をやり直して、勾配を 40 ‰から 20 ‰に緩やかにする検討を行った。

 ホームの部分、それに続くヤードの出入り口、そしてヤードの部分には勾配が付けれないので、この部分は同一高さとしている。 このため、クロスのための高低差は、上図の右側の部分に示す、ヤードの出口からホームの入り口の間で、勾配を使る必要があった。 幾つかのパターンをついて計算した結果、ヤード出口の部分でクロスさせ、そこから所定の高さまで変化させる方法がベターであると結論したのだ。 クロス部分は複線曲弦大トラス鉄橋を使って下側の線路を一気に跨ぐ計画である。