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物置部屋のレイアウト 都市部と山岳部の造作

■ はじめに

 物置部屋のレイアウトについて、工事は着々と進んでいるが、その工事内容の報告をサボっています。 作業内容を忘れないようと思っていますが、どうしても工作の方に気が行ってしまいます。 そこで、順不同ですが忘れないように記録しておくことにします。

 今回は、都市部と山岳部の基礎部分について、その造作を報告します。

 

■ 都市部の造作

 都市部は三層構造としている。 一番上の層の高架路線は、飛び出している壁を避ける様に湾曲させている。 しかし、ホームのある中層部は、曲げる事が出来ないので全体を少し斜めに配置している。 そして、 この駅部はシニベニヤ板の裏側を厚さ 15mm の木材で補強して強度を確保し、プレートとして一体化している。

 斜めに配置したために、その前後のレール接続部はフレキシブル・レールを使用して約7°のカーブ路線に対応した。 レールは以前のレイアウトを解体した発生したストック品のKATO 製レールを再利用した。 両端はTOMIX レールにハンダ付けし、2mm 厚さのスチレンボードをレール道床として高さ調整している。

 駅プレートを取り外した状態を下に示す。 中央部の2ヶ所の支えと両端の部分で駅プレートを支えているのだ。 2ヶ所の間に見える角材は、登山鉄道のふもと部分と駅部分を支えるためのもので、ここに路線を設置予定である。

 高架路線の外周路は、飛び出している壁を避ける様に湾曲させている。 TOMIX製の複線カーブレール DC-465・428-45(F) を中心として、直線レールDS280(F) を両側につなげ、同じく DC-465・428-45(F) のレールを中心部で切断して 22.5°のカーブレールを作り、切断部を140mm の直線レールDS140(F) につなげている。 この切断部の連結はジョイントを使えるように工作する方法もあったが、面倒なのでハンダ付けして一体化してしまった。

 高架部分の足は、これも再利用した丸い円柱を4本使用して橋脚とし、ベニヤ板を支えとしてレールを一体化させた。 写真のような曲線路にするために、再利用したベニヤ板をパッチワークのようにつなげて工作している。 このため、ベニヤ板は二重になっているのだ。 そして、円柱とは、M5 のネジで固定している。 下左の写真。 円柱自身も、ベール部分とはネジにより固定している。

 一番下の層は、路面鉄道風のローカル線をイメージしており、小型SLの走行を楽しむ予定です。 この部分も上右の写真のようにベニヤ板をつなげて一体化したプレートとしています。 写真はそのプレートを 10cm ほど手前に引き出した状態です。

■ 山岳部の造作

 山岳部は、登山鉄道のユニットをそのまま活用するので、ユニットを支える土台を作った。 まず、ベースとなる土台に周回路となる線路の位置を確認し、それを避ける様に4本の柱を立てた。 当初は5本目も必要になるかも知れないとと思って準備したが、必要なかったようだ。 下左の写真。 そして、その土台の枠を作り、ベースに固定した。

 つぎに、周回路の線路を設置した。 上右の写真。 スタイロフォームで高さを設定し、シニベニヤ板で線路を設置する道床を作った。 接続するベースとの高さ合わせに注意し、さらに、均一な勾配になるように調整しながら工作した。

 上右の写真と下左の写真に示す様に、中央部のプレートとのつなぎにはスライドレールを使用しているが、これは長さ調整のためでもあるが、主目的はプレートの脱着のために線路の連結を外すためである。

 作成した土台の上に登山鉄道ユニットを載せてみた。 上右の写真。 周りの隙間はスタイロフォームで詰める予定である。

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 トンネルボーダもセットして周りの隙間を詰めてみた。 このトンネルボーダを工作する時に設計ミスに気が付いた。 ブリッジ部から来た線路がトンネルに入る時、外周路と内周路の間隔がゼロであったので、複々線用のトンネルボーダが必要となってしまった。 長手方向の位置を変えてみたがダメであったので、二つの複線の間隔を広げることにした。

 18.5mm の端数レールを使って線路全体を横にずらしている。 その結果、トンネルボーダの位置も何とか様になった。 右の写真。 ブリッジ部から修正しなければならなかったので余分な追加工作を必要とした。

 なお、最後の3枚の写真は登山鉄道のアプローチ線路を設定した状態まで進んだ時の写真である。 土台を高くしすぎたために急勾配となってしまったが、その対応のために高架橋の始まり部分を修正しているのが見えるであろう。