HOME >> 鉄道模型レイアウト > 物置部屋のレイアウト ローカル線と登山鉄道

物置部屋のレイアウト ローカル線と登山鉄道

■ はじめに

 物置部屋のレイアウトについて、工事は着々と進んでいる。 作業内容を忘れないよう記録しておくことにします。 今回は、ローカル線と登山鉄道についてその造作を報告します。

 

■ ローカル線の造作

 ローカル線は中央部の一番下層に設置します。 左半分は都市部での路面電車風にしており、右半分は田舎の風景を想定しています。 主に小型蒸気機関車やBトレ、路面電車など、小型車両を走行させる予定で、脱線や通過不良の発生を危惧してポイントを設置しない単純なドッグボーン路線としています。 路線は、下左の写真のように一枚のプレート上に造作します。 写真はプレートをまっすぐ手前にずらしている状態です。 通常は右の写真のように奥に差し込んだ状態にします。

  .

 ビルなどの建物を仮置きしてみました。 直線路の両側には簡単な駅とホームを配置しておきます。

 曲線部はTOMIX のミニカーブレール C177(F) を使用しており、多くの小型SLが走行できるように配慮しました。 C140 ではNGとなる車両が多くなるのである。

 少し古い資料ですが、「SLのミニカーブレールに対する走行性」を参照下さい。

 その後、小型SLも増えているので、実際の車両を走らせてみました。 多くの小型SLはスムースに走行出来ましたが、トーマのB6 2120形 蒸気機関車〔空制化前〕キット #0452 だけはカーブの部分で従輪が脱線してしまいます。 車軸のスラスト余裕の微調整が必要の様です。

 Bトレは問題無いので多くの車両が楽しめます。

 

■ 登山鉄道アプローチ路線の造作

 次に、登山鉄道のアプローチ路線の造作を報告します。 登山鉄道のユニットはそのまま使用しますが、麓駅まのアプローチ路線を作る必要があります。 ユニットの位置を高くしたため、その高低差を心配しましたが、何とか100‰以下に抑える事が出来ました。

 まず、ユニットからの下り開始位置を変更して早めに下降開始するようにしました。下右の写真。

 アプローチ路線は、高架橋レールを使用し、レンガ橋脚を使ってローカル線のイメージとしました。

 勾配が終了して駅ホームに続く水平部とのつなぎは、曲線角度と勾配にマッチした適切なレールが無かったので、短いレールを組み合わせて少しずつすらしながら配置した。 フレキシブルレールを使う方法もありましたが、面倒なので誤魔化しています。 そして、ベニヤ板を使って線路を固定させています。 

 当初の計画では、麓の駅を元のレイアウトで使用していたユニットを活用して島式ホームにする予定でした。 しかし、ユニットをあてがってみると最上層の丸い橋脚とバッチリと干渉してしまいました。 検討ミスです! これで行けるだろうと安易に考えていたので間違いでした。 そこで止む無く単線ホームにすることにした。 

 この勾配での走行試験を箱根登山電車を使った実施した。 走行テストの動画です。

 また、Bトレの赤い電車でもテストしてみましたが、こちらも問題なく走行出来ました。 ちなみに電車は2M 構成で重りによる加重を実施しています。