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物置部屋のレイアウト  照明回路の配線

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■ はじめに

 物置部屋レイアウトの工作も第二の山場に差し掛かった。 全体のレイアウト配置と大まかな地面工作が出来たので、地面工作の作り込みと建物類の照明工作に取り掛かっている。 今回は照明回路の配線について報告する。

 

■ 雪景色ゾーンの全体

 部屋の隅に設けた雪景色ゾーンは、窓に接した一番明るい場所であるが、夜ともなると部屋の明かりから一番遠くなるので、最も暗い場所になるのだ。 このため、雪景色を楽しむにはもってこいの場所である。 昼間は白く輝く雪景色となり、夜は建物などの明かりでぼんやりと照らされる雪景色となるのである。

 照明回路とは関係ない話であるが、このコーナーはヤードゾーンとも重なっているので、そのポイント・コントロールのためのスイッチ類も手前に設置している。 このため、このゾーンプレートの下側は配線類でゴチャゴチャである。 この中に、走行用の電力線もあるが、照明用の電力線も通している。

■ 照明用の配線

 照明用の電力線は、まずコンセントからACアダプターからDC12ボルトを取り出し(下左の写真)、以前工作した専用のボックスに取り込む。 下右の写真。 このボックスにはON/OFF のスイッチと通電ランプ、および取り出し用の幾つかのピンソケットが設けている。 このピンソケットから照明用の電力線にDC12ボルトを供給する。

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 幹線となる電力線は、VFF 0.5 の赤黒ビニール平行コードを使用している。 この幹線と接続する支線はELPAの12芯赤黒平行コードを使用し、その接続は、エーモン製の異形線配線コネクター ITEM No.2827 を使って接続する。 幹線のどこからでも分岐させることが出来るので便利である。

 適合コードサイズは、電源側が 0.5〜0.85sq 、分岐側が 0.2〜0.5sq である。 使用可能電力は DC12V36W 以下とのことであるので、3Aまで流せる事となり、充分な仕様である。

 幹線から分岐して各照明ゾーンに接続する場合は、同じコネクターを使って支線に分岐させ、支線の先には、2極カプラーを使って各ソーンへと配線させる。 その様子を左の写真に示す。

 この2極カプラーもエーモン製で ITEM No. 2810 である。 適合コードサイズは、0.08〜0.3.sq である。 このカプラーの相手は、プレート側に設けた配線に取りてけている。 そして、各サブプレートへと分岐させているのだ。 下の写真参照。

 分岐部分は、ラグ板を使いたかったが手持ちが無かったので、フレキシブルレールのジョイントとして使用していた KATO のジョイント(品番が24-810 )のフレーム部分を活用している。 下右の写真。 リン青銅板で出来ており、木ネジで止めるには格好の穴も開いているのである。

 プレート下からの配線は、各サブプレートの設置場所の下から取り出し、配線の先には2極のメス・コネクタを取り付けている。 そしてサブプレートのピンヘッドと接続すると初めてLEDまで電気が届くことになる。

 コネクタでの接続は、プラス・マイナスの極性が規制されているのはエーモン製の2極カプラーだけであるので、接続時の極性判断は、コードの赤と黒の色だけが頼りである。

■ 点灯状態の確認

 配線工作が完了したので、点灯確認を実施した。 まずは明るい状態の時の写真を下に示す。 電柱や車を配置して雰囲気を出してみた。

 暗くなった夕方に、再度確認した状態を下に示す。

 

 一つのコーナーだけであるが、やっとこの状態まで仕上げる事が出来た。 暮れに帰省する孫達に見せる事が出来るのだ!

 さらに工作を進める事にしよう。 先はまだ長いのである。