HOME >> 鉄道模型レイアウト > 物置部屋のレイアウト  山麓ゾーンの造作

物置部屋のレイアウト  山麓ゾーンの造作

■ はじめに

 以前から進めていたレイアウト中心部の造作も、ほぼ目途が付いて来たので、まとめて報告する。 今回は中心部の右半分に位置する山麓ゾーンについて報告しよう。

 このゾーンに隣接する山岳ゾーンには、登山鉄道が施設されている。 この路線ではラズパイによる自動運転をトライしてきたが、システムとしては狙いどうりのものが仕上がったものの、肝心のポイントの作動不良に悩ませる羽目になってしまった。 Tomix 製のミニ電動ポイントを使用していたのだ。 その後の調査によって、ポイント作動の確実性はKATO製の方が優れていることが分かった。 しかし、この小さなレイアウトでは、KATO製のポイントがすんなりと採用することが困難であった。

 このために、大幅な変更は覚悟の上で、何とかKATO製のポイントをが使えないか、いろいろ検討した結果、少しばかりの変更で対応できる方策を見つけたので、隣接する山麓ゾーンの仕上げを進めることにした。

 

■ 山麓ゾーンのベース

 山麓ゾーンは、右側を山岳ゾーンに隣接し、左側は物置部屋の出っぱった壁に仕切られいるゾーンである。 当初は背の低いビル類を集めて市街地を作る予定であったが、これらのビル群を市街地拡張工事のために持っていかれたため、残った瓦屋根の建物類で構成することにした。 とは言っても建物の背丈が低いので、どうしても地面を持ち上げる必要があり、これまた坂道の多い風景となってしまった。

 建物は、旅館や風呂屋、2階建ての商店や長屋などを使って温泉街風のコセコセした街並みとした。

 手前のローカルプレートを取り外した状態を下に示す。

■ サブプレートの造作

 そのコセコセした街並みは、三角形のサブプレート上に構成しており、さらに奥の2軒の建物もサブプレート上でさらに嵩上げしている。

 各建物には電球色のLEDを仕込んで照明とし、板の裏側にて配線している。

■ レストランの照明

 また、崖際のレストランは、窓が大きく透明であるので、2個のLEDが丸見えとなってしまうため、0.3mmのプラ板で遮光している。 また、室外には外灯も設置した。 天井と床には銀紙を貼って光の散乱を狙っている。

 この配線は、ベース上に設けたターミナルと特設接続するようにしている。

■ ターフの散布

 山裾の部分は、紙粘土で形を作り、その上にアクリル絵の具で色を乗せ、さらにターフを撒いて地面を作った。 一部はフォレストも張り付けてみた。

 棚田には、苗を植えたばかりの状態であり、明るい草色の地面に仕上がった。 奥には池を作る予定である。 色だけは塗ってあるのだ。

■仕上がり状態

 建物が乗っかているサブプレートを置いてみた。

 さらに、手前のローカルプレートも置いてみた。

 樹木や電柱など、まだ多くの工作が残っているが、とりあえず次の工作に移ることにする。