HOME >> 鉄道模型レイアウト > 物置部屋のレイアウト 春のゾーンの改修

物置部屋のレイアウト   春のゾーンの改修

 冬のゾーンの補修に引き続き、隣の春のゾーンの改修を実施しました。 背景工作を手抜きしてカレンダーに使用されていた鉄道写真を貼って誤魔化していた部分に手を入れる事にしました。

 

■ 現状の春のゾーンの背景

 外回り線の奥の部分は狭い空間であり、土手と見えない道路という設定で造形していました。 そして壁の部分は桜が満開のいろいろな鉄道写真を貼っていました。

 そして、ヤードを跨いで内回り線と交差し、トンネルに消えて行く部分には簡単な建物を配置しています。

 その奥の部分は、建売住宅を並べて空間をうめています。

  .

 ヤードを跨ぐ長い鉄橋と高架部分によって目立たないゾーンだったので、この様な手抜き工作だったのです。 今回はこの部分に手をいれることにしました。

 改修のねらいは、このゾーンにも冬のゾーンのような背景となる壁を作り事です。

 また、冬のゾーンとは途切れていた土手の上の道を連続しているように見せかけ、左側の集落とも連絡する設定としました。 この場合、高低差がありますので、壁に近い部分は坂道とし、左側の広くなった部分には、幾つかの田舎の住宅を配置しようと計画しました。

 

■ 春のゾーンの框を作る

 最初に、このヤードと春のゾーンのベースは、スタイロフォームを使用しているが、その端部は、下左の写真のように、塗装とターフだけの処理でごまかした状態であった。

 ここに、10×25 mm の木材を買ってきてレイアウトの框とした。 下右の写真。 木肌が綺麗だったので塗装とかの処理はしないつもりである。 金属棚の凸部分とピッタリしているので、今はスタイロフォームに接着せず、そのまま置いてある状態である。

 

■ 背景を作る

 いつものベニヤ板を所定寸法に切り出し、このゾーンの背景とした。 この背景板は、角材を木ネジで固定して坂道を構成するようにし、レイアウトの端部に引っかかるようにして止めている。 その坂道部分には、今まで使用してきた柵のある部材を活用し、土手として構成した。 下の写真。

 そして、ベースとのつなぎの部分は軽い紙粘土で埋めている。 この背景板はベースとは接着していないので、取外し可能である。

 

■ 丘の上の民家を作る

 次に、左側のスペースが広がった部分は、かさ上げして丘を作り、その上に3軒の民家を移築した。 移築と言ってもストラクチャのストック品の中から取り出しただけであるが・・・・・・・・・・・・。 この部分の民家はベニヤ板を使ってミニベースとしている。 これは、取外し可能にして置き、後から電飾工作が可能にするための細工である。

 スタイロフォームの隙間は軽い紙粘土を使って埋めている。 そして民家の周りも紙粘土で地面をつくり、崖の端には道路としているので、ガードレールを設置している。

 

■ 背景のペイントとターフ撒き

 背景板には、アクリル絵具で背景を描いた。 ここは里山なので低い凸凹の山としたが、遠方に白い山並みや、白いい雲などを書くと、もう少しそれらしい背景となりそうであるが、まだまだ絵心が足りないようだ。 気が向いたら書き加えることにしよう。

 紙粘土の白い部分は、KATOのアンダーコートグリーン(24-304)を塗って下地とした。 また、道路となる部分は、タミヤの土ダークアースを用いて道を表現した。 草地の部分には草色のターフ(24-313)を撒いて草地を表現したが、崖の部分はターフが撒けないのでアンダーコートグリーンの色のままです。

 この崖の部分は、ターフを撒く前に岩の表現のために茶系の色でペイントすべきであったのだが、コースターフを貼り付けて灌木地にしようか、それとも何もせずに白っぽい台地のままとしようか迷っていたのであった。 どうせ鉄橋で隠れてしまう部分でもあるので手抜きしてしまって、白っぽい台地も有りとしてこのままとした。

 アングルを替えて紹介しよう。 

 

■ 線路をセットして完成とする

 手を入れるべき細かい点がまだまだあるが、この状態でひとまず完成とすることにした。

 久しぶりののレイアウト工作であり、楽しく作業することができたが、細工はだんだんいい加減になり、手抜き工作となってしまった。 他の人に見せるものではないので自己満足でOKなのである。

 また、気が向いたらこのゾーンの電飾工作を実施しようと思う。 そのためにはこのゾーンのレイアウトベースを取外し、ひっくり返しての工作となるので、その覚悟が必要なのである。 電源用の配線は近くまできているはずであるが・・・・・・・・・・・・。