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物置部屋レイアウト レイアウト変更2012

 物置部屋まで拡大して作成中であった新レイアウトについて、まだ未完状態であったが、気になる点が幾つかあったため、思い切って改造することにした。

 

■ 改造ポイント1

 左側(西区)に設置した複雑な引上げ線の構成を簡素化し、奥まった位置にあった転車台のある機関区を操作盤の目の前に持ってくる。

改造前

改造前の機関区とヤードなど。引上げ線が複雑に入り組んでいる。

奥まった位置にある機関庫は存在感が薄い。

空間を無理やり埋めた街並みは見栄えがいまいちである。

無理やり設置した方向転換用の引上げ線は、手前の線路とホーム下に潜りj込んで先まで伸びているが、殆んど使う事が無かったので、撤去する。

改造後

写真の右奥は、高低差を付けるために丘を設置して、その手前に街並みを設ける。

メインの周回路は左の方に大きく迂回させている。 その空間に機関庫を設置する。

機関庫回りの設備が充実出来そうである。 ヤードもやり直しとなっている。

方向転換用の引上げ線を中止したため、ヤードへのアプローチが単純化された。 しかし、列車の入庫に際しては、本線上を逆行する必要があるが、単純化を優先して、“ 良し!” とすることにした。

■ 改造ポイント2

 中央区に設置された高架線は、既定の線路を使用したため、直線的な配置となっていること。 また、ガード下に店舗を設置したため、その向う側を通る下部の路線が隠れてしまい、走行車両が見えなくなっていた。 この高架路線をフレキシブルレールを使用して大曲線のS字カーブとし、さらに壁際に寄せうることにした。

改造前

直線的な高架線路となっている。 また、ガード下の店舗のための走行車両が隠れてしまうのも、不満のひとつであった。

内側を走る周回路は、勾配を登ってかさ上げされたホームにつながっている。 機関庫から延びる引上げ線のために、ホームはかさ上げされており、中心街の地面から 30mm も高くなっていた。

角度15°の複線カーブガーター橋を使用した高架線路も、気になる点であった。

鉄橋やトンネルの下まで伸びてしまった駅構内(特に信号機)も不満のひとつである。

改造後

大きくカーブを描く高架線路とした。 ベニヤ板の道床にフレキシブルレールを設置する。 橋脚なども木工細工で作る。

金属製の棚の脚元ギリギリまで、内側を走る周回路を左に移動する。 さらに、ホームのかさ上げを15mm まで下げて、円周路の勾配をゼロにする。 中心街の見通しが少し良くなった。

フレキシブルレールにより、大きく曲がるS字カーブに仕上げることにした。

駅全体が左に移動出来たので、信号機も外に出てくることが出来た。

■ その他

 今回の改造で、ターンテーブルと扇形車庫を操作機器の目の前に持ってくることが出来た。 これは楽しくなりそうである。 今は取りあえず、現状のユニットをそのまま置いているが、扇形車庫の位置など再配置して見るのも面白そうである。

 

 次にレイアウト全体を俯瞰しておこう。 奥の丘や背景などが仕上がってくると見栄えが向上すると思われるが、まだまだ仕事量が有りあそうである。

 

 また、右の写真は、これまた製作中のお座敷レイアウト用モジュールで、これを収納するための棚である。 60cm×30cmのモジュールで、30mm厚さのスタイロフォームをベースにして作成している。軽くて強く、畳の上で使用しても畳を傷めないのが気に入っている。 そして、発泡スチロールの様にポロポロとしないのもいいね。 製作内容は、後日紹介しよう。