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鉄道模型レイアウト 新登山鉄道 全体の構成

 

 アーチ橋の工作が出来たのでレイアウトに設置した。 これに合わせて、全体の構成も再検討を行った。

 

■ アーチ橋を設置する

 塗装等はまだ未実施の状態であるが、外形が一応完成したアーチ橋をレイアウトに置いてみた。 新しい設置状態を下に示す。

 今までのレイアウトから、左と奥の部分を削っており、頂上駅も左端から位置を変更しているため、その標高も幾分低くなった。 山小屋が一番高くなり、目立つ位置に鎮座する構成となった。 ループ線を構成する前半部分は、今までのトンネル構成を踏襲するも、新しいアーチ橋を邪魔しないように、奥側の丘の中を通すように変更した。 その様子を下に示す。 勾配は約 70パーミルを維持しているが、新しい道床を作り、スタイロホームを使って積み上げている。 一番上部は丘の地面を構成するため、アーチ橋の勾配と連続するようにしている。 少し不安定の様であるが、後ろの壁としてベニヤ板で塞ぐ予定なので、このベニヤ板で補強するつもりである。

 トンネルボーダーは、今まで使用していらものを再利用するが、その後の走行テストにて車両と干渉してしまった。 曲線部分に設けるには幅が狭すぎたのである。

 

■ 走行テストの実施

 線路の設置方法も決まってきたのでで走行テストを実施した。 しかし、トンネルボーダーと干渉が発生したので、急遽トンネルボーダーを広い物に変更した。 また、中央に配置した教会へのアクセス道路をどうしようかと迷ってしまった。 道路を無視すれば良いのであるが、レイアウトとは言ってもあり得ない設定にはしたくないのである。 そこで、登山口駅の位置を手前にずらしてスペースを少し開け、アーチ橋の下を潜って左の方へ逃げて行く道を作ることにした。 このため、線路の配置を変更する必要があったので、この際に駅構内の基礎ボードを新しく作り直した。 そして、駅舎も幅の狭い物に変更した。

 さらに、積み重ねたスタイロホームの固定のために、軽い紙粘土で補強を兼ねて地面を固めて行った。 軽い紙粘土には、スタイロホームの切れ端や、解体した時に出て来た同じ紙粘土を、再度水で溶かして混ぜ合わせている。 この紙粘土は再利用可能なのであるし、細かくちぎったスタイロホームは増量材の役割もある。 そして、表面は凸凹になるのだが、変化のある表現も自然と出来てしまうので一石二鳥である。 岩がゴロゴロした山岳風景にはもってこいの材料なのである。

 そして、電車を走らせて走行に問題無い事を確認した。

 

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■ 使用した軽い紙粘土

 何時も愛用している素材を紹介しておこう。 商品名は「かるいかみねんど かるがる」で、株式会社パジコ製である。 表示されているがん材料名は、微小中空球樹脂、無機粉、繊維、合成糊材、保存材、防カビ材、水、とのことで、主体は中空球樹脂と思っている。 このため、軽い素材となっているようだ。 また、固形化した後でも水に溶ける糊を使用しているので、再利用が可能である。

 開封後は、乾燥防止のためタッパーウェアで保管している。 右の写真を参照。 また、スタイロホームの切れ端を細かくちぎった状態でも保管しており、必要に応じて紙粘土と混ざ合わせて使用している。