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物置部屋のレイアウト ローカル線ユニットの再生 その2

 物置部屋の固定レイアウト解体によって廃棄の運命となっていたローカル線ユニットの救命工作を実施中である。今回はその第2弾として電気回路についてまとめておく。

 

■ 電気工作の準備

 電気配線はユニットの裏側に巡らせるので工作し易いようにユニットを立てて実施する。このため、レイアウト上の造形物が壊れないようにユニットが立てに自立するようにしておく必要がある。その造作は簡単で、背景の板を取りつけらば良いのである。

 勿論、造形物は落ちないように簡単でもよいので接着剤等を使って固定しておく必要がある。上右の写真。

 

■ 電気回路の修正と制御ボックス

 最初に、電気回路を修正しておこう。独立したユニットのために、別回路であった電飾用のDC12volt回路を制御ボックス内に接続させることにした。これによって、ローカル線ユニットへの供給電源を一本に絞ることが出来る。修正した回路図を下に示す。

 メインの12volt回路からスイッチを介して取り出すだけである。回路図の右下。そして、今までさぼっていた選択スイッチA,Bの新設や、ポートの移動などの変更点のメンテナンスも実施した。

 電飾回路用のスイッチはメインスイッチの上部に新設し、ラベルも追加した。また、パネル上に設置している12volt電源用のジャックは使用中止として、レイアウト裏側を通すことにした。

 制御ボックス内は相変わりずの雲巣状態であるが、配線ラベルは積極的に付けるようにした。

 

■ 裏側の配線

 裏側の配線状況を見てみよう。中央部に設置した制御ボックスの側面の穴より、制御関係の配線を取出している。12volt電源用コード、USBコード、センサ回路配線、アクチュエータ回路配線などである。また、電飾用回路は未完成であるが、今までの回路を活用しつつ、新しく追加して行く予定だ。

 12volt電源用コードは、下左の写真のように、ジャック部分までは赤黒の太めのコードを使って配線し、その先は、12voltのACアダプタに接続してユニットへの電源としている。また、UEBコートは、プログラムの書込時に使用するだけなので、通常は下右の写真のようにしまい込んでおくようにした。

 下左の写真に示すように、センサ用回路とアクチュエータ用回路の配線は、ピンヘッドとホルダのコネクタを使って配線していたので、そのまま使用したのだがここでミスをしていたのである。一応ラベルを付けていたのあるが、これを信用したのが間違いであった。

 配線作業完了後に、試運転を実施したのであるが、制御内容がくしゃくしゃであった。右回りのつもりが左回りに走り出したり、ポイント操作が逆だったりで、ウロウロする状態であった。原因はコネクタ部分の逆接続であるが、どの部分なのかを特定するのが面倒であった。旋回の検討時に、安易に接続しなおした後の記録修正やラベル修正をサボったつけが今になって効いてきたのだ。 諦めて、ラベルに記されていた記号に従って配線し、プログラムをひとつずつ修正して行くはめになってしまったのだ。

  電飾のために配線は、上右の写真のように、プラスとマイナスのターミナルを数ヶ所設けてここに接続するようにしている。電圧は12voltなので、LED3個と15mAの定電流ダイオードを直列に配線して一つの回路としている。

 

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 修正した最新のピン配置図とフィーダーの設定状態を上と右に示す。メモだけでなく、これらの資料も修正しておく必要性を痛感したのである。

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 追記(2023/12/31):

 フィーダーの設定図は昨日アップした図を修正しています。今日、作業途中で修正した内容を元の原稿に反映していなかった事が判明したからです。今回のトラブルの反省が行かされていないので、同じミスを犯してしまうところでした。

 当初作成した資料を修正した場合は、忘れないうちに資料に反省するようにしましょう!

 

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