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棚の中のレイアウト(2) レールの調整

 長年愛用してきた物置部屋の固定レイアウトは、80代を超えた後期高齢者の終活の一環として、断捨離の餌食となって解体されてしまった。でも、Nゲージ車両を気楽に走らせることが出来る固定レイアウトには、やはりこだわりがあったので当初の予定どうりに、棚の中間スペースに「棚の中のレイアウト」として構築している。今回は試運転の結果より、レール設置の調整を実施した。

 

■ レール設置の調整

 先回の試運転の結果より、いくつかの点を改善した。まず、一番奥の交差線路部の嵩上げから実施した。ベニヤの下に15mmの角材を2本当てて固定した。両側の曲線部も含めて固定している。中央部のベニヤ板の幅が寸足らずであるが、何かで誤魔化すことにする。また、角材も再利用品なので、途中に切り込むがあるが気にしないことにする。そして、この奥の部分のレールは所定の釘でしっかりと固定しました。

 再配置した様子を下に示しまず。奥の部分は一体化しましたが、そのレイアウト両脇の線路部分は、左右それぞれ一枚ずつのベニヤ板をう使って道床を構成しています。これは奥の部分を15mm嵩上げしたことによる勾配を、スムースに一律の勾配にするためです。ただ、左側のベニヤ板は幅が狭いため、たわみ防止の為の補強を実施しています。下右の写真。そしてその壁は、車両脱線時の転落防止も兼ねています。棚の隙間に落っこちたら取り出すのが大変なのです。

 下左の写真は、レイアウト右側のベニヤ板の様子ですが、こちらは脱線防止の壁は今のところ設けていません。また、手前のゾーンは、両側の勾配部分とスムースにつながるように、パットワークのようにベニヤ板を取り付けて行きました。そして、所々で簡単に木ネジで台座と固定していきました。

 レイアウト台座は、何時も様に裏返して工作することが出来ないので、配線類は、ベニヤ板パッチワークの隙間を通すようにしました。

 これらの地面部分は、最終的には何かの方法(カラーマットなど)で覆いを施す予定です。

 

■ レイアウト仕様

 複数の車両を走行させる場合、停車させておいた車両が動き出してしまう不具合に対して、各ホームの給電を独立して制御できるように給電ポイントとギャップを設けたが、さらに、給電を独立制御するためのスイッチを追加した。

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 今回は、無計画で行き当たりばったりの工作なので見た目は悪いのだが、工作することに楽しみを見出しているので良しとしよう。

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 設計図も無しで実施した今回のレイアウトについて、後追いでまとめたレイアウト使用を紹介します。右の図。

 

 当初は単に周回するレイアウトを考えたが、単純なレイアウトでは不満であった。さりとて、高低差をつけたクロスレイアウトも勾配設定が面倒でした。そこで、交差線路を用いた平面クロスのパターンを取り入れた。

 その上に、レイアウトの外周を大きく回る線路を追加して、外周周回路と内周の2重の旋回路を構成することにした。手前側と中央部に簡単なヤードを設けている。

 給電ポイントは、ヤード入口の頭部分のF1、F3と、内周外側となるF2部に設定した。さらに、各ホームへの給電が制御出来るようにギャップを3ヶ所設けた。

 ホームは、1番と2番ホームは1面2線とし、3番ホームは1面1線とすることにした。

 

■ テスト走行の実施

 レイアウトを置き直したので、不具合検証のために、走行テストを実施しました。

 このテスト走行の様子を動画で紹介しましょう。今回は、C50形と86形SLを持ち出して、30系客車を牽引させた。

 あっー! ご自慢のチラツキ防止式室内灯が工作されていない車両を発見・・・・・・・・! 追加工作が必要となりました。