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鉄道模型工作室  目隠し用のビルを作る

■ はじめに

 現在工作中のレイアウトは、物置部屋にあった金属製の棚の配置を変更している。 その棚の脚は切ってしまうわけにはいかないのでそのままの状態であるが、細いと言えども、レイアウトのど真ん中にあるので、やはり目障りである。

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 そこで、当初から考えていたように、右の図のように細長いビルを使ってこの脚を隠すことにした。

■ ビルの工作

 このビルは、脚を避ける様にし、かつ高架下の造作を隠すために、スペースいっぱいに作ることにした。 そしてビルを手前から差し込めるように凹型の断面をした変形ビルを考えた。

    

 

 

 

 

 

 

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 上の写真のように、そのビルの土台となる部分を 1.5mm 厚さのプラ板で作り、 この土台の形状をビル断面として、14階だてのビルとした。

 高さは 300mm である。 各階の高さは 20mm としている。

 材料は、先回も使用した低発砲塩ビ板 FOREX E-7001 白で、厚さは1ミリで、 この板に折り曲げ部と窓部分に薄く筋を入れ、工作のガイドとした。 そして、これに沿って窓の部分はカッターナイフで切り取った。

 折り曲げ部は筋に合わせて折っている。 右の写真を参照。 この形で試しに組み立ててみたが、材料の弾性が強く、凹型の断面に組み立てるのが困難であった。 折り曲げ部の切り込みを深くすれば良さそうであるが、すると切断の恐れもあった。いっそのこと分解して組み立て直すことも考えたが、何も凹型にこだわることなく、脚をぐるりと巻いてしまうと簡単な台形断面で済むことに気が付いた。

 この場合は、ビルの組立てや分解が面倒になるが、側面をネジ止めする方法で対応するkとにした。

 こうして単純化した形状とし、 0.3mm のプラ板を貼り付けて不透明な窓のガラスとした。

    

 側面のネジ止めは M2.0 ネジを4本使用し、裏側は補強を兼ねてアルミ不等辺アングル 1.2×5×15 を用いてメスネジ を切ってある。 いろいろ貯め込んでいる雑多な工作材料から適切なものを選んで有効活用しているのです。

 

 ■ 建物内の照明

 次に、ビル内の照明工作を実施した。 細長い建物なので均一に光らすためここでもテープLEDを使った。 4ブロック、20mm の長さとした。 電流制限抵抗と逆接続防止のダイオードを挿入して回路を構成した。

 このテープLEDは点として光るので、光拡散のために 0.3mm のプラ板をカバーとして取り付けた。 と言っても、ネットでIC を注文した時に用いられていた IC ケースを貼り付けて、その中に0.3mm のプラ板を山折りにして差し込んだのである。 上の写真を参照。

 

■ レイアウトへの設置

 まず土台を取り付け、その上に建物を乗せた。 照明用電源も接続した。

 手前のビル街の照明用配線はまだ未実施ですが、目的のビルは綺麗に光っています。 しかし、ただ光っているだけで、生活感が有りません。 ビルの室内の様子をうかがわせる様な細工が必要ですが・・・・・・・・・・・・。 これは大変ですな。 窓をもっと小さくしておけば良かったのかな?

 

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 2018/1/22 作成