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KATO路面電車 マイトラムClassic REDの電飾 その2

 最近入手したKATO製の路面電車シリーズの中の「マイトラムClassic RED」について、新しく考察した室内灯を試しに工作した。先回に続きAunitも工作した。

 

■ マイトラムClassic RED A unit への室内灯工作

 工作対象とした車両は、KATO製の路面電車シリーズの中の「マイトラムClassic RED」である。 今回は、動力車である Aunit を工作した。

 Aunit は屋根にパンタグラフを搭載しているので、屋根形状がトレラー車とは少し異なっている。裏側から見ると凹み部分が多いのである。これは照明ユニットの構成部品を埋め込むには絶好の場所となるのだ。

 今回も、テープLEDはBTF-LIGHTING 社製のFCOB テープライト、2M 320LEDs/m 5V 320LEDs/m 5V 6W/m 電球色 3000K テープ幅 8mm 未防水のものを使用した。但し、窓枠の上と天井な高さがほとんど同じなので、天井の中にテープライトが埋まるようにした。このためネジとめ部の位置の関係で長さが3ユニット分しか取れなかった。でも、車両の前方と後方部分は運転席と出入り口なので、室内灯は照らされなくても良いとした。そして、天井部分をLED部分が入るように長方形に切り抜いた。上左の写真。

 また、照明ユニットの構成部品は、ブリッジダイオードはショットキーバリアダイオード 60V2A TS260S の表面実装用を使い、CRDはLEDの長さを考慮して5.6mAの中古品を選択した。コンデンサは、スペースがあったので背の高い47μF品を2個並列にて使用することにした。これらの部品は屋根部材を少し削って、凹みの中にすっぽりと入るように修正した。上右の写真。

 これらの部品を置いて干渉具合をチェックしたが、OKであった。下左の写真。ただし、屋根と車体を固定するネジは、本来は中央の穴で固定するのであるが、不可能となったので両側の穴を使って2mmのネジで固定することにした。

 室内灯ユニットの配線は、Φ0.29mm の裸銅線を使って配線した。上右の写真・

 これらの配線をマスティングテープで固定して、そのうえにテープLEDを乗せた。下左の写真。テープLEDは配線のための半田付けは実施しているものの、固定はしていない。自由に動けるようにしている。

 動力シャシーの工作は、トレラー車のBunit の場合と同じである。上右の写真。

 屋根部品と車体を上左の写真のようにネジで固定した。テープLEDは溝にピッタリとはまるように移動できるが、半田付け部分が干渉していたので穴を広げている。そしてBunit と同様に薄い銅板を側面裏側に貼り付けて、動力部との通電部分とした。

 車体とシャシーの状態を下に示す。シャシーの上部は、室内が明るくなるように、白いマスティングテープを貼っている。

 線路上に乗せて点灯状態を確認した。とは言っても、動力車では動いてしまうので、トレラー車のBunit のシャシーに組み込んで実施している。

 運転席と通路に照明が無くても違和感は無いのだ。

 シャシーを動力車に戻して、A unit と B unit を連結させ、動力車を強制的に停めて点灯させた。

 運転席まで照明が入っているかどうかの違いもあるが、A unit の方が少し暗くなてっている。明るさを揃えるには、定電流部品CRDの仕様を変更する必要があるのだが、CRDでは微調整が出来ないのだ。このため、テープLEDの形状を同じにする必要があるのだが、このままにしておこう・・・・・・・・・・手抜きである。

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 このモデルの前照灯と尾灯は、チップLEDを使って容易に工作できそうなのだ。丁度良い空間があるので、機会を見て工作する事にしよう。

 

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2024/5/15