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鉄道模型工作室  マイコン式の運転操作台を作ろう 試運転の実施

 あるきっかけから始めたマイコン式の運転操作台の製作も形として出来上がったので、いよいよレイアウトを組んで試験運転を実施した。 ・・・・・でもすんなりと完成したとは言えませんでした。

 

■ 新しい卓上レイアウト

 卓上にレイアウトを組んで走行を楽しむための色々なパターンを作って来たが、今回は手動操作による運転として、リバース線のあるレイアウトを考えてみた。 ネタ切れなので今までと同じようなパターンとなったが・・・・・・・・・。

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 1面2ホームの駅を設定して、それぞれの出発側に信号機 S1とS2を設置している。 そして周回路上にリバース線を設けるのであるが、レイアウト上厳しいため、半径140mmのミニ線路をとミニポイントを使用して無理やり組み込んだのが、左に示すレイアウトである。

 ミニポイントでの脱線防止のため、対向走行側は何らかの直線路を設けかったが、P2とP5部分は無理であった。 試験走行中でもやはりここで脱線するケースが発生していた。

 ポイントの定位は、手前の1番線ホームを使用した外周路走行状態になる状態を定位としている。 この設定は運転台とポイントを接続する時点で作動をチェックしてコネクタの接続方向を決めている。

 また、進行方向はホームに停車している電車が進む方向をレバーの設定方向として、駅構内の両側の入口に同じF1のフィーダを設置している。 外周もこの方向と喧嘩しない方向にF2を設けた。 このため、リバース走行時には、F1とF2の極性が逆になるので、シュートしないようにキャップを図の位置に設定している。

 右回り状態からリバースする場合は、P4ポイントとギャップを過ぎてからF2の極性を変更し、P4ポイントを反位に変更した後、P5ポイントを反位にしてリバースさせる。 この手順を間違えると電車が止まったり逆走したりするのだが、まだ慣れていないのでウロウロしてしまうのである。 逆回りの場合も反対側の路線で同様な操作を実施すれば良いのである。

■ 実際に操作してみよう

 早速列車をセットして操作機能を確認しました。 モデルはコアレスモータ搭載のC12とテープLEDを組込んだS系客車です。 下左の写真。 各機能が正常に作動するkとを確認したのち、列車を走行させましたが、脱線やカプラーの自動開放などトラブル続きでした。 やはり、ギチギチのレイアウトが問題です。 周回部のS字カーブやミニポイントがネックとなりました。

 そこで、Bトレの電車に選手交代してテストを実施しました。 動力車はKATOの小型車両用台車を使用しています。 下右の写真。 

 脱線等の問題は無かったのですが、ブレーキを掛けても電車は停車してくれませんでした。 速度演算の計算式を修正する必要がありますな。 Y切片の値 + 12 が大き過ぎたようです。 事前調査では良かったはずですが、個体差がかなり出ているようです。 Y切片の値を小さくし、個体差は微調整ダイヤルを活用するように変更します。

 試運転の実施状況を動画で紹介します。

 今回、運転操作台を使った運転操作は、戸惑うことも多く、意外と面倒であることを実感しました。 だから面白いのかも知れませんが、誰でも容易に扱える動力ユニットではないので、鉄道模型メーカーも普及用には採用しない事を納得した次第です。

 

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 2021/5/10 作成