HOME >> 鉄道模型工作室 > Bトレ電気機関車の前照灯の工作(追加)
先回はBトレの電気機関車の前照灯について工作を実施した。 工作は簡単であった上に、出来栄えも上々だったので残りのコアレスモータ動力車2両についても工作を実施した。
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■ 照明ユニットのプチ改良
工作したライトユニットは、先回と同様に、サイズが 5mm × 8mm と小さくてLED回路専用のパターンが構成されているチップLED交換パット(AE-LED)を使用した。 LEDは高輝度サイドビュー白色LED NSCW008AT 600mcd/20mA、抵抗は1KΩのチップ抵抗です。
先回の工作では、取付け時においてサイドビューLEDと光ファイバーの上下位置のズレに心配がありましたので、今回は基板上でしっかりと設定出来るように配慮しました。 それは右のイラストに示す様に、LEDと抵抗の位置を本来の場所に戻し、プラス側のリード線の取り付け位置を変更しました。 こうする事によって基板の右側にスペースが出来、ここに光ファイバーを当てることによって高さ関係の位置をセットする事にしました。 サイドビューLED の厚みは 0.8mm なので、高さはピッタリと揃うはずです。
新しく工作したライトユニットを下に示します。 天井裏には両面テープで貼り付けます。
基板の上には絶縁のためにカプトンテープを貼っておき、その上から遮光のために銀紙を貼り付けました。 下の写真では、何度か分解していますので剥がれかかっていますが、組付け時に手当する事にします。
全部品を揃えた状態を下左に示します。 今回は、前面のスカートも取付ける事にしました。 干渉部分は思い切って削っています。 右は配線状態です。
今回工作した電気機関車はコアレスモータ動力を使っている EF58形 と EF60形の2両です。
■ テスト走行の実施
点灯テストを兼ねてレイアウト上を走行させました。 下左に、露出補正をアンダー側にセットして撮影した写真を示します。 写真ではヘッドライトが点灯している事が分かりにくいですが、しっかりと光っております。 点灯とほぼ同時に走り出すので常灯機能とは言えませんが、良しとしましょう。
今回のレイアウトは、電気機関車牽引による長めの列車編成をスムースに走らせるため、簡単な線路パターンにしました。 一周だけでは寂しいので内側にも周回路を設けました。 運転台にはリバース線用として進行方向を変更できる別回路を設けていましたので、この機能を活用しています。
外側の線路では6両の客車をホームに停めることが出来ましたが、内側の線路は一両がはみ出していました。 出発信号機は直線部分でしか使用できないため、下の写真に示す位置にしか設定できませんでした。
客車は10系の客車を各6両揃えて牽引させました。
この走行状態を今回も動画で紹介します。
機関車の点灯状態を確認するために、同じ方向に並行させて走らせましたが、本来は複線として反対方向に走行させるべきでしょうね。 そこで、内回り線のホーム端に信号機を移動させ、反対側のカーブ部分までホームを延長しホーム長さを確保しました。
走行させたのは、20系寝台車を連結した寝台特急列車と、43系客車を連結した準急列車です。 どちらの動画も、ギャップ音を聴きながらまったりとした気分でポケーと眺めている状態を表現しようと細工しました。
でも、信号機の作動が、何だかおかしいと気が付きませんか? 長編成の列車を低速で走らせて初めて気が付いたプログラム・ミスです。 列車通過後、橙色に変わったのちにまた赤色に変わっています。 列車通過の判断が間違えているような気がしますが、プログラムソースを再点検する必要があるようです。
2021/6/28 作成