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鉄道模型工作室  モニタ式の操作盤を作ろう 卓上レイアウトでのテスト走行

 今まで実施してきた卓上レイアウトの制御について、ラズパイのWebIOPi アプリを使って遠隔操作し、パソコンやタブレットの画面から操作することにした。 今回はいよいよ卓上レイアウトの設けた実際のレイアウトで車両を走らせてみよう。

 

■ 卓上レイアウトでのシステムのセットアップ

 システムを組む前に、LXTerminal を使って sudo systemctl enable webiopi と打ち込み、ウエブ・サーバー・アプリのWebIOPi を自動起動させるおまじないを実行した。 再起動すればOKである。

 今回は、こたつ用の天板の上にセットした単純なレイアウトを使って、モニタ式鉄道模型コントローラの作動状態を確認しよう。 システムの全体を下左に示す。 台の上にラズパイとモニタを置き、マウスやキーボードは床に置いた。 そして脇に操作用のタブレットを置いている。 ゆくゆくはモニタとキーボード、そしてマウスは接続しないようにするつもりである。 ラズパイ単体で機能するようにする事も可能なのである。

 ラズパイにはブレッドボードを使ってモータドライバをセットしている。 下右の写真。 給電のための電源はACアダプタからDC12volt を供給している。 モータドライバの出力はレイアウトの外周路にフィーダー線を使って給電している。

 

■ テスト走行の実施

 操作用モニタは、タブレットを使用した。 ラズパイとは無線LANルータを介して Wi-Fi で通信している。 準備は完了である。

 そして、いよいよテストを開始する。 線路にBトレの電車をのせ、電源類をON してスタンバイ状態とする。 ウエブ・サーバー・アプリは自動起動しているので、タブレットより所定のアドレスにアクセスすると、下左の写真のように操作画面が表示された。

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 そして、スライダーを中位に動かしてスタートボタンを押すと、電車は気持ちよく動き出した。

       アレー? と思う間もなく電車は動き出したのである!

 今まで散々苦労しただけに、あっけなく動いてしまって、調子抜けしてしまった。

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 Bトレ電車もOKだし、コアレスモータも静かにスムースに走行していた。 室内灯もバッチリである。 心配した50HzのPWM制御も大きな問題は無さそうである。

 今度は、スマートフォンを持ち出して、同じ様に操作画面にアクセスした。 こちらの操作も問題なく実施できたのである。

 何時もの通り、テスト状況を動画で紹介しよう。

 次回は、残された課題をひとつずつクリアーしていこう。

 

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 2021/8/10 作成