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物置部屋のレイアウト 夏のゾーンの仕上げ

 物置部屋のレイアウトについて、およそ10数年も使い続けた登山鉄道ユニットを2021年秋に解体し、ループ橋のある独立した登山鉄道ユニットとして作り直しました。 そしてその跡地を、「登山鉄道ユニットの後始末」(2021/12/24)として工作しました。 そして、その工作も、「夏のゾーンの作り込み」(2022/1/16)の状態で放置していましたが、今回やっと重い腰を上げることにしました。

 

■ 夏のゾーンの状態

 このゾーンの隅には山小屋を設置したかったのですが、適切な手持ちのストラクチャが無かったので、FALLERのNo.232233 農家の納屋を代わりに設置していました。

 また、「レイアウトの大掃除」(2022/6/4)の時、掃除の邪魔となった架線柱も撤去した状態なのです。 そこでこれらの中途半端な工作を続行することにしました。

 

■ 山小屋風のストラクチャにならないか?

 現在の納屋から、少しでも山小屋風に細工しようと、ストック品を漁りました。 まず、FALLER製のストック品を眺めていました。

 すると、窓の多い不思議な側壁部品を見つけ、その部品番号を頼りにネットで調べました。 すると、Faller 232232 Alpine Mountain Farmhouse Era II の2階部分の部品に該当することがわかりました。 左上の写真に示すどちらのセットに含まれていたのかわかりませんが、屋根も1階部分もありませんでした。

 そこで、屋根は農家の納屋から拝借することにしました。 下左の写真。 また、1階部分は、品番232230 の土台の部分のストック品を使って下右の写真のように工作しました。 サイズ的には何とか合わせました。

 これで、願ってもない山小屋のストラクチャとすることが出来ました。

 

■ レイアウトへの設置

 隅のゾーンのベースを取り外し組み立てた山小屋を設置しました。 厚さ30mmのスタイロフォームで少し嵩上げして設置し、山小屋の左側の奥を入り口としました。 でももともとは2階部分の部品なので玄関はありません・・・・・・・・・・!

 裏側の造作は丸見えですが、表から見える範囲でブッシュ等を作っていきました。 登山道(?)も整備しました! 急勾配はジグザクにしています。

 角度を変えて見た状態です。

 

■ 建物の灯りの設置

 他のゾーンと同様に建物には灯りを工作しました。 山小屋は、窓が多かったので建物の底の部分にテープLEDを取り付けました。 電球色です。 下の写真のように内部は、紙粘土ですり鉢のような形にしていますが、これは土台部分と建物の間の光漏れを防止する細工です。 あり合わせのストラクチャですので、ぴたりと合わないための誤魔化し細工です。

 麓の2軒の住宅にも灯りを取り付けました。 建物裏側は遮光のためにペイントを塗っています。 下左の写真。

 サツキとメイの家については、「物置部屋のレイアウト 第3期工事 その3」(2014/1/26)にて工作済みなので、コネクタ付配線を通すだけでした。

 配線はベースの裏側に工作しています。 照明用の12ボルト幹線が近くまで来ていますので、それに接続するためのコネクタ付配線と、ベース内の3ヶ所からの配線をひとまとめにしています。 プラス側には電流制限用の定電流ダイオード(15mA)E-153 をそれぞれ挿入しています。 このレイアウトの照明ラインは、配線が長くなっているため、途中の電圧降下を考慮して電流制限用の抵抗ではなくて、定電流ダイオードを使用するようにしています。

 

■ レイアウトへの設置

 このベースをレイアウトに戻した状態を紹介します。 背景板も空と山を書き足しています。 なお、右の空間は1階からの階段室になっているので細工ができません。

 当初の農家の納屋よりも、趣が出てきたと自己満足しています。

 麓の住宅やサツキとメイの家も体裁が整ってきました。

 暗くなってきたら、照明の電源をいれて、様子を見ることにしましょう。

 

■ 暗くなってきました

 部屋が暗くなってきましたので照明を入れてみることにしましょう。 下左の写真は階段室の照明をONした時で、右の写真はOFFした時の状態です。

 そこで、レイアウト室の奥の蛍光灯を点けた状態にしました。 下左はカメラの自動設定の場合です。 下右の写真は、露出補正をマイナス2に設定して撮影したものです。 この状態が実際の状態に合っていますね。

 山小屋の照明は綺麗に仕上がっていますが、屋根の薄い部分が少し透けています。 まあ、気にしないことにしましょう。

 一方、麓の住宅はNGですね。 屋根や壁には遮光のためにペンキを塗ったのですが効果は半分程度で、まだまだ光が透けて見えます。 追加の工作は面倒なので、このまま放置ですかね。

 サツキとメイの家は厚紙製ですので、光の透過はありません。

 右上の写真に示すローカル線のこの部分は、照明が不十分ですが、走行時には通過センサの灯りがこうこうと点灯するので、充分な明るさがありますので、良しとしています。

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 これで、放置していた夏のゾーンは、仕上げとしましょう。