HOME >> マイコレクション > 単・短編成電車類 リスト > 銚子電気鉄道 デハ501号機 旧塗装
銚子電気鉄道株式会社は、千葉県銚子市に本社を置く鉄道会社である。 通称は銚子電鉄。 同市内において銚子電気鉄道線(銚子駅 - 外川駅)を運営している。 鉄道事業に関しては赤字経営が続いており、副業の銚子電鉄ブランドによる食品事業によって経営を維持している。 主力製品として「ぬれ煎餅」やスナック菓子「まずい棒」などの製造・販売を行っている。
デハ501号機は、近江鉄道で使用されたクハ23 で、1948 年に登場。 その後、同型のクハ25 とともに上田交通に譲渡され、電装化されてモハ2321 となりました。 上田交通では丸子線で活躍していたのですが、同線が廃線となった後、1972 年に西武所沢工場で改造の上の銚子電鉄に譲渡されました。 デハ501 は、車両長12 メートルながら、4個もモータを装備し非常に力持ちでしたが、逆に消費電力もそれなりに大きく、デハ800 形の入線以降は予備車となり、1999 年には廃車となってしまいました。
廃車された後は、犬吠駅構内レストランで、その車体がレストラン(として使われていましたが、平成24年7月に解体された。
● メーカー名: TOMYTEC
● 品名: 鉄道コレクション 第1弾 銚子電気鉄道 デハ501
● 発売年: 2008年3月 発売
● 購入日: 2010年9月 中古品購入
● 価格: ¥1,650.-
● 動力車品名: 動力ユニット 12m級
● 動力車品番: TM-03
● フライホイール付き動力車 モータをBトレのモータに交換する。
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● 重量: 31.5グラム
● 前台車: トレーラ車輪 荷重 113.4グラム
● 後台車: 2軸動輪、トラクションタイヤ/片輪ずつ2輪 荷重 18.1グラム
● 連結面距離: 84mm
● カプラー: カトーカプラーN
● 工作内容
室内灯や前照灯と尾灯を装着する。 集電機構は、12m級動力ユニット TM-03の集電機構を活用している。
チラツキ防止方式のテープLED室内灯とヘッドライトおよびテールランプの工作は、、「鉄コレ電車の室内灯・前照灯・尾灯の工作 その3」(2021/3/29)を参照下さい。 尾灯は車体を通して光っているのが不満ですが・・・・・・・・。
その後、動力化の必要があったので、シャシーの交換とモータを Bトレ用モータ に交換した。 その工作内容は、「鉄コレ電車の電飾を再工作する」(2022/3/18)にて紹介する。
また、運転席が明るすぎるので、室内との間に遮光板を追加しています。
● 「小型のターンテーブル式実験装置 トラクションタイヤの影響」(2024/11/4)。トラクションタイヤの交換前後の牽引力特性の比較と台車ごとの荷重測定を報告。
■ 動力特性の測定
12m級鉄コレの動力車シャシーは、後台車の動輪2軸のみで駆動しているので、小型のターンテーブル式実験装置での特性測定には何ら問題無いと判断している。 測定時の様子と測定結果をを下に示す。
● 速度特性
クラッチ部分を開放してテーブルが自由回転出来るようにして測定しています。
速度特性は、Bトレ用のモータを使用しているため、その動力台車と殆ど同じである。即ち、在来線の電車や特急電車に加え、新幹線用の車両にも対応できるすっとび仕様である。
消費電流も 25mA前後から徐々に増加しているが、途中からの勾配が変化している。これは、テープLED式の室内灯によるものと考えている。
● 牽引力特性
車両重量が30グラム強と軽いうえに、後台車での駆動のため牽引力は小さい。この動輪台車だけの荷重は18.1グラムであった。
また、この車両では牽引力増加を狙って2軸ともトラクションタイヤを履いていた。下の写真に示す。 でも、測定結果を見ると、他の車両と比較しても、その効果はなさそうである。
6ボルト条件で測定している時に、データの異変の異変に気が付いたので測定を中断した。車両の状態を確認すると、後ろのトラクションタイヤに傷が見つかり、ドライバでさわるとボロボロと崩れるような状態であった。このため、両方のタイヤを新品に交換して、測定を再開した。
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新しく測定したデータを下段に示す。交換前のデータと比較してみると、かなり様子が異なっているのが分かる。台車部分を分解して新品のトラクションタイヤを交換しただけなのに、この差異には驚いている。
駆動側では、スリップ領域でもしっかりと駆動力を発揮していることは理解できるが、制動側のパターンの変化は理解に苦しむ。
・・・・・なんでだろう?・・・・・・
疑問だらけであるが、解析方法が見つからない・・・・・・・。以前実施したように、スリップ率やモータトルクなどを測定すれば少しは追求できるかもしれないが、面倒なので諦めることにしました。
新品のトラクションタイヤの効果なら、同じ現象の車両があるはずである。トラクションタイヤが2輪の効果であるならば再現実験もありかもしれない。
もう少しN増しの実験が必要なようである。