HOME >> 鉄道模型実験室 > EXCELのマクロが機能しない
今まで使用して来た動力特性の測定システムが機能しなくなってしまいました。 原因はEXCELのマクロ処理が機能しないものと判断したのですが・・・・・・・。
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■ いきさつ
先回の報告にて、GMの動力ユニットが我がお粗末なレイアウトにはマッチしないことを報告した。 そこで、他のメーカーの動力ユニットに取り替えてみることにした。 車体を外して、マッチする動力ユニットを調査したが、KATO製は車体と動力ユニットを固定する爪の形状や位置が異なっているのでフィットしないことが分かった。
一方、TOMIX製は、爪の位置や形がほとんど同じなので、何とか対応できることが判明した。 我がコレクションには、TOMIX製の電車のモデルは少ないので、参考に出来たモデルは、鉄コレ車両を除き、カメラカーとカニ24-100形だけなのです。 なんと、この2両とも不思議な車両なのです。
一般的な車両の動力ユニットをTOMIXのサイトで探したのですが、よく分からなかったので 0645 の動力ユニットを注文しました。 カメラカーの動力ユニットと同じような形状だったからです。
しかし、今回注目した点は、カメラカーの動力ユニットなのです。 下左の写真のように、なんだかへんてこな「へそ」が付いているのです。 これは何だろうか? 説明書を読み直すと、
本製品はカメラシステム専用の動力ユニットを使用することで、車両の動き出しを遅くし、カメラシステムと常点灯システムの親和性をより高めています。
との説明がありました。
そこで興味津々の小生としては、分解調査を実施しない訳にはいきませんでした。 分解調査の報告は後日実施するとして、今回の報告テーマは、この次に発生したトラブルなのです。 この動力ユニットの仕組みを理解したので、その証明として動力特性を実施しようとしたのですが・・・・・・・・・・・・・。
ここで、トラブルが発生したのです。 動力特性が測定できないのです!
■ 動力特性の測定トラブル
動力特性の測定装置は、「新しい動力測定装置を作ろう」(2020/9/15)で始めたプロジェクトで、「新測定台のまとめ」(2020/10/21)にて、装置の作り直しを完了しています。 その時以来の使用となります。
測定の様子を上に示します。 今までの操作を思い出しながら操作を実施したのですが・・・・・・・・・・・。
EXCELがダンマリなのです・・・・!
なんで? 画面の一部をクリックすると ”応答なし”の表示が出てきて、ニッチもサッチも行かなくなります。 こうなるとタスクマネージャーのお世話になるしかないのです。
そこで、装置の作り直しのきっかけとなった「動力測定装置がおかしい?」(2020/8/27 )のように、お蔵入りしていた古いVAIOのデスクトップパソコンを持ち出して同じように測定しようとしましたが・・・・・・・。 これもやはり同じ状態でした。 このパソコンはズーとお蔵入りしていたので、ソフト類は一切変わっていないはずなのですが・・・・・・?
Arduino のシリアルモニタでデータの送信状況を観察すると、問題なくしかるべきデータを受信していましたので、問題はEXCELにあると判断しました。
EXCELでは、測定開始のためにスタートボタンを押すと、マクロが動き出してシリアル通信ポートに送られてきたデータを処理し、EXCELの指定のセルにそのデータを書込んでいきます。 するとEXCELのセルに設定してある計算式で、電圧や電流値に換算・校正し、その値をグラフに表示します。
一つの測定ゲートを車両が通過するたびに測定データは送信されて来ますので、そのデータはリアルタイムでグラフに表示されるのです。 そして、そのグラフを見ながら電圧や傾斜角などの測定条件変えていくのです。 このリアルタイムモニタがこのシステムの肝なのです。 これが使いないとすると闇夜の鉄砲なのです。
■ 原因と対策
結局、このEXCELのマクロが動かない理由を突き詰める事が出来ませんでした。 二日間ほど悪戦苦闘したのですが、結局、EXCELのマクロ処理がうまく動かないとの結論に達し、このマクロ処理を諦めることにしました。
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しかし、この測定システムをどうして作動させたいので、他の方法を探ることにしました。
少しは経験のある・・・・・・・・・ Processing を使う? Python を使う?
頑張るぞ!
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2022/6/13