HOME >> 鉄道模型レイアウト > 物置部屋のレイアウト ヤードの造作

物置部屋のレイアウト ヤードの造作

■ はじめに

 物置部屋のレイアウトについて、工事は着々と進んでいる。 作業内容を忘れないよう記録しておくことにします。 今回は、ヤードゾーンについてその造作を報告します。

 

■ ヤードゾーンの線路の配置

 今回のレイアウトで課題となっていた案件であるので、ベース部分の造作が完了した時点で検討した。 実際の線路を置いて各チェックポイントを検討した。 目論んでいたポイントが、この部分に収まるか? コーナーの曲線路が設置できるか? 機関区はコーナー内に収まるか? を検討した。

 ポイントの配置は、やはり長さ方向に無理があったが、3方向ポイントを使うことでこのスペースに収めるkとが出来た。 機関区は右側がかなり出っ張るのでスパッと切断することにした。

 こうして、線路を設置し、500系新幹線を試験走行させた時の状態を下に示す。

 各コーナーも無理なく走破出来ていた。

 

■ ヤード内の配線

 各ポイントの駆動コードとフィーダー線の配線を実施した。 給電ポイントとギャップの設置場所を下に示す。

 ワイドレールの給電用フィーダーは、線路裏側に設置する品番が 5538 のフィーダー線を使用している。

 これらの配線は、プレートの裏側で実施し、まとめてパワーユニット部につなげるように配線を束ねた。 ヤード内での給電は、3ヶ所からの配線をタグ板に求めてハンダ付けしている。

■ ヤード直線部の造作と配線

 ヤード用のパワーユニット部は、左側のベース部分に設けた棚に収めた。 ポイントコントロールボックスも結構な数が必要であった。 下左の写真。 そして、ヤード直線部は、コーナーの曲線路につ付けて線路を設置している。 メンテナンスや照明設置のために、各プレートを取り外す必要があるが、この時のプレート脱着のためには線路を外す必要がある。 その対応としてスライドレールを設けているが、ヤード内ではそれをケチって、90°曲がっている曲線線路を取り外すことで対応することにした。 集荷路は、さすがに無理なのでスライドレールを挿入している。

 次に、ヤード出口でのポイントの配置と給電ポイントを示す。

 配線はプレートの裏側で実施している。

 

■ 追加工事

 ヤードの配線が終了したので、試験走行を実施したが、その時に、設計ミスに気が付いた。 一番のヤードの入口にはスリップポイントを使用しているが、このポイントはどちらに切り替わっても、このヤードに通電されていることに気が付いたのである。 「大改造計画をスタートさせる」にて紹介した配置図で気が付かな無ければならなかったであるが、常に通電していては、動力車を留置させておくことが出来なのだ。 客車や貨車だけなら良いのであるが、電車や機関車はアウトなのだ。

 対応策をいろいろ考えたが、手っ取り早く追加工作が出来るスイッチを設けることにした。 下の写真。 ギャップを設けてその両側をスイッチを介して接続させている。 ヤードの反対側からは給電しないので、片側に設定するばOKなのだ。

 

■ その他

 今回のレイアウトで配慮した点として、分割しているプレート間のズレを許容させるため、その間をつなぐ線路は、長めの線路を使用するようにしている。 例えば下左の写真は、鉄橋を使用しているし、下右の写真は、ガータ鉄橋を用いている。 こうすると線路ばかりでなく地面などシーナリーのズレもごまかすことが出来るのだ。

 次にヤードコーナー部分はミニレイアウトで実施していた冬景色用ストラクチャを用いて、ここでも再現させる予定である。

*********************************************************************************************************

 現在、レイアウト作成工作は、手が止まっている状態である。 今までの工作内容を整理して報告することを急いでいるのである。

 理由は、苦労して検討したヤードの配置を、一新させるかも知れないのである。 TOMIX製ポイントからKATO製ポイントに変更するために!

 先日、「Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記」 さんのブログを見てしまったのだ。 TOMIX製ポイントの通電不良や作動不良の原因を調査しておられ、自分の経験とも合致するので、納得しながら拝見させていただいた。 本当にKATO製ポイントの方がベストなのか、自分も調査してみたいと思っている。 KATO製に変更するなら今からでも間に合うのだ。