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物置部屋のレイアウト  登山鉄道ブロックの地面作り

■ はじめに

 登山鉄道の自動運転システムについて、ソフトとハードが出来上がり、ブロックでの試運転もクリアすることが出来た。 そこで、レイアウトに設置する前に、このブロックでの地面工作を実施しておくことにした。

 

■ 制御ブロックのカバーの取り付け

 むき出しになっていた制御部分について、当初の計画どうりにカバーを設置することにした。 予定よりも高さが高くなってしまったので、嵩上げした状態になってしまったが、下の写真に示す様になんとか様になったようである。

 登山ブロックの側面は、階段室から丸見えであったため、側壁を取り付けた。 そしてこの側壁を利用して制御部分の天井蓋をテープで止め、開閉できるようにした。 この上面と線路面とは、およそ 50mm 近くの段差が生じてしまったので、石垣に見立てて、さらに折り曲げ開閉できるように天井蓋にテープ止めとした。 この2段となった蓋を開いた状態を下に示す。

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 そしてぽっかりと開いてしまった洞窟を誤魔化すために、手前に橋を取り付けることにし、さらに蓋の上面は平面のままでは寂しかったので、スタイロホームを貼り付けて少し盛り上げることにした。

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 このブロックは、外部と接続する電線が何本か必要である。 まず、自動運転のための電源線が2本必要であり、街中駅からの信号線と、手動操作用のポイント駆動や給電線もひつようなのだ。 さらに、Arduino と通信するためのUBS線もある。 これらの線をまとめて一ヶ所から取り出して置かなければならない。

 また、この登山鉄道ブロックは、山岳ベースの上に設置するようにしている。 この山岳ベースには外周路と内周路の本線が走っているので、その線路の障害とならないように、配線の取り出し口を決めなければならないのである。

 このような配慮のもとに設定した状態を下に示す。 この登山鉄道ブロックを横に立てて、底板の部分を撮影している。 右の写真は、制御部分のために追加した底板を示す。 全体的に見て、いびつな変な形と思いませんか? 何やり中心部に穴が開いていて、全体的に丸っこい形である! この板は、「定置実験装置の製作」で工作した回転円盤の再利用品なのである。

 

■ 地面に色を付けよう

 軽い紙粘土を使って地面の形を整えた後、それが乾燥して硬くなるのを待ってから、アンダーコートアーズとグリーンを塗って、紙粘土の白い色を消した。 その上に、木工ボンドを使ってターフを振りまいて草地を表現した。 さらに線路周りにはバラスト撒いてボンドで固定した。

 ボンドが乾いたのちに、ボンドにより不具合が発生していないかチェックした。 このため、ポイントスイッチを使ってポイントを作動させたり、フィーダー線も接続して、電車を走らせ、ポイント系と給電系は正常に作動することを確認した。

 その後、フォーリッジクラスターを使って一部分にブッシュを表現し、さらに樹木を植樹して体裁整えてみた。 まだ、か安全ではないが様子を見ることにした。

 

■ レイアウトに設置する

 登山鉄道ブロックをレイアウト上に乗せてその風景を確認した。

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 そして、自動運転のテストを実施したが、微調整が必要ではあるが、正常に作動することを確認して一安心である。

 まだ工作すべき項目は多く残っている。 唐山口駅ホームの屋根や照明工作、レールエンドの覆い、照明配線、残りのクラスター貼り、植樹、人物の配置など、まだまだ楽しい作業が残っているのだ。

 階段室からみた風景を右に示す。 側壁の処理をどうするか迷っている。 このまま塗装や木目紙を貼るかどうか、あるいは、シナ板のままでもマッチしているので、このままにしておこうかとも思っている。