HOME >> 鉄道模型レイアウト > 棚の中のレイアウト その1
物置部屋の固定レイアウトの解体によって多くの工作品を廃棄処分としたが、再生可能な物については、「勿体ない」世代の人間にとっては貴重な宝物である。そしてそれらは分別して小箱に収納している。 でも、Nゲージ車両を気楽に走らせることが出来る固定レイアウトはやはりこだわりがあったので、当初の予定どうりに、棚の中間スペースに構築することにした。
■ 棚の中の中間スペースについて
先回の「物置部屋のレイアウト ついに解体する」(2023/11/11)にて解体後の状態を報告しているが、棚の中間部はスペースとして開けているのが分かると思います。この部分は、狭いながらもフルスケールのNゲージ車両が走行できるレイアウトとして、最初から計画していたスペースなのである。整理作業中は一時的な物置き場としていていたが、これらを整理して、レイアウトスペースとして活用することにした。
整理前後の状態を下に示す。
このスペースは、二つの金属製の棚をまたぐ形であり、レールを直接には設置できない。そこで、廃棄処分されそうな台枠から、めぼしいものを残しておいた。しかし、ピッタリのものが無かったので、二つの台枠と、二つのベニヤ板を使って下の写真に示すようにレイアウトベースを構成した。
それらの組み立ては、簡単にマスキングテープや両面テープを使って組み立てています。スペースサイズは、1420×930mm の大きさで、畳一畳よりもやや小さいサイズです。
■ レールの配置
このスペースで目いっぱいのレイアウトを考えました。勾配は無しとし、山や丘などの造形も作らないことにします。使用するレールはポイントの信頼性を考えてKATO製のレール使用すル事にしました。
レイアウト構成は、外周周回路と内周の2重の旋回路を基本とし、手前側と中央部に簡単なヤードを設けている。狭いスペース内でも多様な走行パターンで楽しむように工夫したつもりである。
レイアウト奥の部分は、電動ポイント4番(右)と交差線路15°(右)を使用して内周路と外周周路の切り替えを行っている。
給電フィーダー線とポイント駆動線の配線は、台枠の中を通すと手が入らないので、表側の隙間を通すようにしている。ポイント部などの線路の固定は両面テープを使って固定するようにしています。しかし、曲線部や直線部は、レイアウトの微調整のために固定していません。
■ 制御機器の設置
次の制御機器の設置であるが、場所がなかったので左手前に立てて設置することにした。
上の写真の様な設置では、ポイントスイッチの操作が下向きなのでやり難い事が分かった。そこで、全体をひっくり返すと、今度はパワーパックが逆になってしまうのである。特に放熱用のスリットが下に来るのはまずいと考えて、ポイントスイッチだけをひっくり返すことにした。
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このため、ポイントスイッチとパワーパック間は直接接続が出来なくなったので、アクセリーアダプターを使って通電しています。上の写真。
パワーパックは最新式のスタンダードSXを使用しました。また、ポイントスイッチには、いろいろなラベルが貼ってあったので、すべてはがしたうえで、クリーナーを使って残っている接着剤などを綺麗にしました。
そして、配線を実施した状態を右に示します。
■ 試運転の実施
通電具合やポイントの操作具合などのチェックのために、試運転を実施しました。ホーム設置を予定している場所にはKATO製のレールをおいてみました。
そして、走行不良などの対策のために、レールの汚れやジョイナーの接続不良などを修正しました。
この結果、幾つかの問題があったので改善することにしました。
次回は、改善の様子を報告します。