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物置部屋のレイアウト ついに解体する

 物置部屋のレイアウトは、「新レイアウト レイアウトプランの検討」(2012.2.17)から工作をはじめた我が家の固定レイアウトです。その後、何度か変更を実施して固定レイアウトとして楽しんできましたが、ついに断捨離の餌食となって、解体されることになりました。80代を超えた後期高齢者の終活の一環なのです。

 

■ レイアウトのいきさつ

 2012年当初は2面の壁を使った固定レイアウトでしたが、その後、機関区の移動や建物の照明工作、ヤードの充実、登坂路の勾配の改善、そして部屋の周りをぐるりと周回する大改造を2017年に実施しました。「大改造計画をスタートさせる」(2017/9/11)。

 そして、あちこちのゾーンのグレードアップを進め、春のゾーン、夏のゾーン、秋のゾーン、冬のゾーンと作り分けたり、機関区やヤードの充実と、都市部と里山などの作り込みを実施してきました。

 一方では、登山鉄道の自動運転や、レイアウト内での速度計の設置、閉塞区間でのATS制御など、制御システムの工作も実施しました。さらに最近ではローカル線の自動運転など、マイコンを活用してシステム作りを楽しんできました。

 また、ある時は、独自のモジュールレイアウトを作って、孫と楽しんだことも懐かしい思い出です。その孫も大学受験で忙しく、我が家のレイアウトもホコリを被る状態でしたので、今回は思い切って断捨離を実行することにしました。

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 ただ解体して廃棄するのでは無くて、家族や孫達が、処分や活用が容易に実施できる状態にしておく事にします。このため、再利用できる模型部品は整理して保管し、レイアウトとして単独でも活用できるものは、いつでも活用できるようにコンパクトな状態にしておこうと思っています。例えば、登山鉄道ユニットやローカル線ユニットなどです。

 

■ 解体を開始する

 解体前の状態を紹介しておこう。

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 まず最初に、入口にあったブリッジ部分を取り外し、春のゾーンの造作部分も解体しました。勿論、線路や架線、信号機、ATSユニット、建物、樹木などの再利用部品は、それぞれの保管箱に集めて、後からゆっくりと処理することにしている。再利用できるものは残しておくことにしています。

 下右の写真に示す「夏のゾーン」は、今年の5月に仕上げたばかりであったが、躊躇することなく解体してしまったのだ。

 解体品はヤードの部分に一時的に集めておき、その後、各保管箱に収納した。そして、このヤードの部分も解体されることになった。

 上左の写真に写っている速度計ユニットは、「レイアウト設置用の速度計を作る レイアウトに設置」(2019/4/9)にて工作したものです。このユニットは単独でも機能するので、ヤオフクなどで処分可能なのだ。

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 次に、中央部の作業に取り掛かった。ここに設置していたローカル線は、自動運転システムを組み込んでいるのでそのままにして置くことにした。場所は下右の写真に示すように丁度ピッタリの部分があったのである。整備して単独のコンパクトなレイアウトに整備する予定である。

 狭い場所での解体作業なので、解体品の処理が一番大変であった、ゴミとして処分するもの、再利用できる部品の分別、後からさらに分解する物などをその時の空きスペースに置きながら作業を進めるである。

 ただ単に壊してしまうのであれば簡単なのだが、ゴミとして処分できるように分別してゴミ袋に入れておく必要がある。ベニヤ板や木片などの木材、軽い紙粘土や汚れたスタイロフォームは燃えるゴミとして処分出来るのだ。

 駅部分、高架線、期間区、ヤード、冬のゾーンなども順次解体していった。

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 レイアウトの解体が完了すると、今度は棚の再配置である。この部屋は元々物置部屋として使用していたので、金属製の棚が2台設置していました。

 今回の整理にあたって、収納し易いようにと棚板の位置を変更しようとしたのが間違いでした。中間部の棚の位置を変更するには、棚全体を一度全部バラシて再組付けする必要がありました。このためには、棚を横に寝かして作業する必要があったのですが、狭い空間の中では、そのスペースが確保できず、やっとの思いで一台目の作業を終えることが出来ました。

 下の左側の写真が変更前の状態で、右の写真が変更後の状態です。取り外していた棚板も元に戻しています。

 そして、2台目の棚を並べて置いています。下左の写真。棚の高さは1台目と合わせていますので、奥側に荷物を詰めて保管できるようにしています。ただし、奥に収納した箱は取出すのが大変ですのが、ほとんど使わないと思われる収納品を棚の奥にしまうようにしています。

 例えば、嫁に行った娘が残していった保管品や、昔の登山道具(寝袋やリュック・・・・・・災害時に使えそうなので・・・・)などです。

 作業中の状態を下に示します。左の写真に示すように、新たな空間が出来ました。棚を部屋の右側にまとめたので左側のゾーンが開いたのです。右の写真は、ゴミとして処分するために袋にまとめている状態です。

 

■ 解体後の状態

 大まかな整理が出来た状態を下にしめします。物置部屋とユーティリティ室を仕切っていた扉も復活させています。また、物置部屋の窓際の空間(下右の写真)には机をおいて工作用の作業スペースとして整備する予定です。

 ユーティリティ室にはコンパクトなレイアウトや車両保管場所などとして活用する予定です。

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 今回の作業は、まだ半ばです。個別の保管品の内容物の整理とか、コンパクトレイアウトの整備、さらにモジュールレイアウト関係(モジュールレイアウト モジュールを組合わせる など)はまだ手を付けていませんので、これらの部品も断捨離が必要ですが、焦らずにボチボチ実施していきます。